女性がアーティストとして生きることとは?名作文学「若草物語」を映画化 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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女性がアーティストとして生きることとは?名作文学「若草物語」を映画化

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週刊朝日
監督 グレタ・ガーウィグ/12日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国順次公開/135分

監督 グレタ・ガーウィグ/12日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国順次公開/135分

監督 グレタ・ガーウィグ/12日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国順次公開/135分

監督 グレタ・ガーウィグ/12日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国順次公開/135分

 アカデミー賞で作品賞を含む6部門でノミネートされた「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」。オルコットの「若草物語」を、前作「レディ・バード」を大ヒットさせたガーウィグが脚本も書き映画化した。大女優メリル・ストリープが4姉妹を指南する伯母役で登場する

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 19世紀のアメリカ、ボストン。マーチ家の4姉妹の次女ジョー(シアーシャ・ローナン)は、情熱家で自分を曲げられない性格。今は小説家を目指し、執筆に励む毎日だ。姉メグ(エマ・ワトソン)が大好きで、病弱な妹べス(エリザ・スカンレン)を溺愛しているが、オシャレにしか興味のないもうひとりの妹エイミー(フローレンス・ピュー)とはケンカが絶えない。

 ある日ジョーは、資産家の息子ローリー(ティモシー・シャラメ)と出会い恋に落ちる。そして彼からプロポーズされるも、結婚して家に入るということは、自分の夢を諦めることだと思い、彼に別れを告げ、小説家として自立するために、単身ニューヨークへ向かうのだった──。

 本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
映画化のたびに次女ジョーは時代が求める新しい女性像として描かれてきた。今回は彼女だけでなく、末っ子エイミーを現実的な大人に仕立て、話を豊かに膨らませたのが新鮮。ジョー役シアーシャの鮮烈さには目を見張る。

■大場正明(映画評論家)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
現在と過去を自在に行き来しつつ、姉妹の望みや葛藤、さらに経済が女性の人生に及ぼす影響をも浮き彫りにしていくアプローチが新鮮。テンポのよい会話や個性を際立たせる衣装から美しい風景描写まで、完成度の高い作品。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★ なかなかGOOD!
姉妹の個性と自分を重ね合わせるだけでも面白い。あの時代に女性が表現者として認めてもらうための頑張りには応援しちゃいます。家の内装や衣装がとても素敵。ローナンもピューも大好きで、上質な一本を観たって感じ。

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
繊細かつ芳潤! 何度も映画化されている古典文学から、ここまで生き生きとした現代性を抽出していることに驚く。脚本の見事さは近年の作品の中でも傑出していて感嘆しきり。グレタ・ガーウィグの才能の進化を思い知る。

(構成/長沢明[+code])

週刊朝日  2020年6月19日号


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