巨人に山田哲人は本当に必要か? 湯浅大、吉川尚輝が「飼い殺し」の恐れも 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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巨人に山田哲人は本当に必要か? 湯浅大、吉川尚輝が「飼い殺し」の恐れも

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梅宮昌宗週刊朝日
2018年の大リーグ選抜との練習試合に出場した巨人の吉川尚輝(C)朝日新聞社

2018年の大リーグ選抜との練習試合に出場した巨人の吉川尚輝(C)朝日新聞社

2017年秋のドラフトで巨人から8位指名を受け、野球部員たちから胴上げされる健大高崎高時代の湯浅大(C)朝日新聞社

2017年秋のドラフトで巨人から8位指名を受け、野球部員たちから胴上げされる健大高崎高時代の湯浅大(C)朝日新聞社

今年2月のキャンプで打撃練習するヤクルトの山田哲人(C)朝日新聞社

今年2月のキャンプで打撃練習するヤクルトの山田哲人(C)朝日新聞社

 巨人で売り出し中の高卒3年目・湯浅大が「ポスト坂本勇人」で猛アピールしている。6月7日の練習試合・ヤクルト戦(東京ドーム)で二回に左腕・高橋奎二の145キロの直球を左翼席に運ぶ3ラン。四回に中前安打、六回にも遊撃内野安打で計3安打3打点をマークした。10日のDeNA戦(東京ドーム)でも初回に中川虎大から左翼席に運ぶ先制2ラン。オープン戦で打率3割9分1厘をマークし、練習試合再開後も結果を残している。新型コロナウイルスの陽性判定で戦線離脱している坂本の代役どころか、開幕スタメンを狙える位置につけている。

【写真】健大高崎高時代の湯浅大

 1軍未出場の若手に負けられない。湯浅と二遊間を組む25歳の吉川尚輝も13日の日本ハム戦(東京ドーム)で杉浦稔大から二回に右越え2ランを放った。昨年は開幕から1番に抜擢(ばってき)され、11試合で打率3割9分をマーク。しかし、腰痛で戦線離脱して復帰できないままシーズンを終えた。チームはリーグ優勝を飾ったが、今季に期する思いは強い。

 巨人担当の番記者はこう語る。

「吉川尚はケガさえなければ、球界を代表するセカンドになれる可能性を秘めています。野球センスが抜群で足も速い。湯浅は若い時の坂本を彷彿(ほうふつ)とさせる選手です。思い切りが良くて物おじしない。内角のさばき方も坂本同様に天性のモノを感じさせます。練習試合の2本のアーチも内角の速い球に腕をたたんで軸回転で反応しています。ラッキーパンチでなく、高度な技術です。攻守でまだまだ粗さはありますが、実戦で使えば使うほど伸びていくと思います」

 大きな可能性を秘めた吉川尚、湯浅の二遊間コンビだが、レギュラー獲りに大きな問題がある。ヤクルト・山田哲人の去就だ。今オフに他球団移籍を視野にフリーエージェント(FA)宣言すれば、巨人は獲得に動くだろう。トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を3度獲得し、27歳と年齢も若いスター選手を欲しくない球団はない。山田が巨人に加入すれば坂本と「12球団最強の二遊間」が実現し、戦力アップは計り知れない。

 一方で、立場が厳しくなるのが湯浅、吉川尚だ。腰痛を抱えている坂本が将来的には遊撃から三塁にコンバートされる可能性はあるが、まだまだ遊撃としてプレーできる。三塁は4番の岡本和真がどっしり構えており、湯浅、吉川尚が出場できるポジションがなくなり、「飼い殺し」になってしまう可能性があるのだ。

 大型補強を続ける中で競争に勝たなければいけないのは、巨人の生え抜きの宿命とも言える。湯浅、吉川尚は今年一気にブレークできるか。(梅宮昌宗)

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