アンジャッシュの渡部建/(c)朝日新聞社
アンジャッシュの渡部建/(c)朝日新聞社

 お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(47)の複数女性との不倫問題。今や文化人的な立ち位置での活動が増え、世間的には清廉で好感度も良いイメージだったが、実は違った。同業者の間では“無類の女好き”“モテ男”として名をはせていた。

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「芸人の間では、女好きで女性に不自由していないと有名でした。佐々木希さんとの結婚が公になった時、世間では渡部さんが大金星を挙げたと騒がれましたが、よく知る人たちからすれば、引く手あまたの渡部さんを射止めた佐々木さんの金星と見る向きが多かったようです」

 こう話すのは芸能評論家の三杉武さんだ。

 “女好き”は結婚後も治まらなかったようだ。報道では、結婚前の火遊びを清算することなく関係を続けていたとされる。

 そして、不貞もさることながら、驚きだったのはその内容だ。週刊文春の記事では、渡部は3人の女性と関係を持っていた。そのうちの一人は、東京都港区の六本木ヒルズの多目的トイレに呼び出され、ことが済むと1万円を渡されていたという。

 芸能リポーターの石川敏男さんはこう話す。

「今回の報道は、不倫や浮気という問題以上に、渡部さんの人間性が問われていると思います。女性を物扱いするような“性癖”は倫理的に問題がありますし、世間的なイメージは回復が難しいのではないでしょうか」

 不倫報道が出る直前に、渡部はテレビ各局に対して、自身の全ての番組出演を自粛する意向を申し入れた、と報じられている。

 先手を打ったのは「芸能界に戻りたいという意思表示」との見方が強い。

 ここ最近の芸能界の不倫事情を振り返ってみると、同じ芸人の千原せいじは半年の間に2度も不倫を報じられながら、テレビ出演が続いたが--。

 前出の三杉さんは、今回の渡部の件とは事情が違うとみている。

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秦正理

秦正理

ニュース週刊誌「AERA」記者。増刊「甲子園」の編集を週刊朝日時代から長年担当中。高校野球、バスケットボール、五輪など、スポーツを中心に増刊の編集にも携わっています。

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千原せいじではなく、東出昌大の方向に