まゆゆ引退が改めて示唆する“完璧アイドル”で心の病、出口は? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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まゆゆ引退が改めて示唆する“完璧アイドル”で心の病、出口は?

太田サトル週刊朝日
卒業コンサートで笑顔を見せる渡辺麻友さん (c)朝日新聞社

卒業コンサートで笑顔を見せる渡辺麻友さん (c)朝日新聞社

 多感な時期にメンバー内で人気を競い、常に笑顔を求められるため、心身ともにバランスを崩しやすい。「センターをはじめ人気上位のメンバーが、グループ内の不仲などのトラブルやメンタル問題で次々と卒業したグループもあります」(あるグループアイドルの30代男性ファン)

 だからこそグループ卒業後の身の振り方も難しい。

「AKB時代は総選挙があり、握手会やライブがあり、ファンの声も直接聞ける。いつも変わらぬメンバーもいて、学校のような雰囲気もあります。頑張りの結果も数字として表れます。頂点を極めた『完璧なアイドル』は、卒業後にどこまでが芸能人としての成功なのか、目標を失ってしまった部分があったかもしれません」と中森さん。

 引退を残念だとしながらも、「ファンを大事にしてきた中での決断なので、ファンもきっと、『おつかれさま』『幸せになって』と、送り出してくれているのではないでしょうか」。

 まゆゆ本人は、5カ月ぶりにツイッターを更新し、最後にこう結んだ。

「世間ではまだ大変な状況が続きますが、皆様くれぐれもお身体にはお気をつけ下さい」。周囲を気遣う完璧なアイドルのままだった。(本誌・太田サトル)

週刊朝日  2020年6月19日号


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