手作りカッテージチーズのサラダ  (撮影/写真部・松永卓也)
手作りカッテージチーズのサラダ  (撮影/写真部・松永卓也)
【ワンポイントアドバイス】牛乳は温めすぎないよう、できれば料理用の温度計で温度を測りながら温める。  (撮影/写真部・松永卓也)
【ワンポイントアドバイス】牛乳は温めすぎないよう、できれば料理用の温度計で温度を測りながら温める。  (撮影/写真部・松永卓也)

 料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「手作りカッテージチーズのサラダ」。

【ワンポイントアドバイスはこちら】

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 皆さん、カッテージチーズを家で作られたことはありますか? 実は牛乳とレモン汁だけで簡単に作れるのです。

 まず、牛乳を少し温めます。指を入れて少し熱いと感じるくらいの温度(45~50度)に温めてください。もし家に料理用の温度計がある方は温度を測られたほうがよいと思います。今は安い料理用温度計もいろいろありますから、この機会にひとつ買われてもいいかもしれません。

 そしてレモン汁を回し入れてかき混ぜ約20分おきます。レモンの果実を搾ってもよいのですが、家に市販の100%レモン果汁があるときはそれで十分です。

 20分もするとレモンの酸で牛乳がだいぶ凝固しています。それを今度はボウルにのせたざるの上にキッチンペーパーを広げ、水切りしましょう。

 チーズから分離してくる水分は乳清(ホエイ)です。栄養価がとても高いので、捨てないでくださいね。私はいつも炭酸で割って飲んでいます。

 さて、約20分水切りしたら、カッテージチーズのできあがりです。できたてのフレッシュな香りとさわやかな酸味を楽しめるサラダに仕上げて、ごはんタイムを堪能してください。

(構成/赤根千鶴子)

■手作りカッテージチーズのサラダ
【材料】(チーズのできあがり量・約120gの場合)牛乳500ml、市販の100%レモン果汁大さじ3、サラダ菜、カラフルミニトマト、きゅうり各適宜、塩・胡椒各少々

【作り方】(1)鍋に牛乳を入れ、45~50度に温める(弱火で4分ほど加熱が目安)。火を止め、レモン汁を回し入れてゆっくりと2回ほどかき混ぜ、約20分おく。(2)ボウルの上にざるをのせキッチンペーパーを広げ、(1)を入れる。20分ほどすると水分が抜けてチーズができる。そっとペーパーごと軽くしぼる。(3)器にサラダ菜、半分にカットしたミニトマト、乱切りにしたきゅうり、カッテージチーズを盛り付け、塩・胡椒で味を調え、少量のオリーブ油(分量外)をかける。

【ワンポイントアドバイス】牛乳は温めすぎないよう、できれば料理用の温度計で温度を測りながら温める。

週刊朝日  2020年6月12日号