激変? 灘、日比谷、桐蔭の校長が語る“2021年大学入試“傾向と対策 (2/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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激変? 灘、日比谷、桐蔭の校長が語る“2021年大学入試“傾向と対策

灘高校

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写真左から日比谷の武内校長、桐蔭学園の岡田校長、灘の和田校長

写真左から日比谷の武内校長、桐蔭学園の岡田校長、灘の和田校長

 既に慶應義塾大では、総合政策学部、環境情報学部のAO入試の面接を、遠隔面接で実施する予定だと公表している。さらに、出願資格を変更した大学もある。河合塾教育情報部チーフの岩瀬香織さんはこう話す。

「国立の名古屋工業大の学校推薦型選抜では、創造工学教育課程の出願資格として、英語外部試験のスコアの代わりに『高校の英語の評定平均値が3.5以上であること』も認められることになりました」

 5月29日には、筑波大が一般選抜での変更を発表した。

「面接導入や調査書の点数化、本人記載資料を求めるといった主体性等評価導入が本格化するはずでしたが、見送られました。このことは、他大にも影響が出そうです。このように、コロナ禍で頑張っている受験生が不利益を被らないように配慮されますから、心配しなくても大丈夫です。発表になったことが変更になる可能性はありますから、志望校のHPはしっかりとチェックしましょう」(岩瀬さん)

 総合型選抜や学校推薦型選抜で合格できそうな大学に早めに受かりたい生徒がいる一方で、難関大志向の生徒も増えそうだ。前出の石原さんはこう話す。

「今後の就職難を見越して、意外と難関大志向になるかもしれません。私大だとMARCH以上の大学を目指す生徒が増え、志望大学の二極化が進みそうです」

 地元志向もさらに強まると考える。

「一人暮らしの大学生が部屋にこもり、回線が不安定ななか、苦労してオンライン授業を受け、GWに帰省できない様子が報道されました。地方では高速インターネット回線を兼ねるケーブルテレビに加入しているご家庭も多い上、地方でもリモートワークができるため、地元志向が強まるでしょう」(石原さん)

 withコロナの時代となった21年入試で、人気を集める学部・学科については、駿台の石原さんも河合塾の岩瀬さんも、情報系、通信系、データサイエンス系、AI(人工知能)系をあげる。

「学校も塾もオンライン授業を行うため、生徒が情報分野に興味を持つと思います。AIに代表されるこの分野は、これからますますニーズが高まりそうです。景気が悪化していますから、資格を取得できる学部も人気が出そうです」(岩瀬さん)


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