魚のプロ御用達の「飲み屋」のレベルを超えた寿司…通い続けたい東京の名店 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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魚のプロ御用達の「飲み屋」のレベルを超えた寿司…通い続けたい東京の名店

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菊地武顕週刊朝日#グルメ
ランチのにぎり寿司1.5人前1700円。1人前は1200円。夜は宴会コース4300円も (撮影/写真部・加藤夏子)

ランチのにぎり寿司1.5人前1700円。1人前は1200円。夜は宴会コース4300円も (撮影/写真部・加藤夏子)

 緊急事態宣言による外出自粛の影響から、飲食店は存亡の危機に追い込まれている。昭和時代から愛される東京の名店も例外ではない。令和でもその味を守り続ける名店を応援したい。豊洲に移った仲卸業者が今でも通い続ける築地の「本種(もとだね)」を紹介する。

*  *  *
 築地場外にある店に取材に訪れたところ、刺身をつまみにうまそうに酒を飲む客がいた。40年も働く仲卸業者だそうで、こう語った。

「(市場が)豊洲に移ってからも食べに来てるよ。腕がいいからさ。それと顔。いい魚を持っていっちゃうんだよ、顔で(笑)」

 20年以上の付き合いだという、鮪専門の仲卸業者もやって来た。

「値段の割にいいってのをちゃんと見つけるからねえ。この値段でこれだけの魚はなかなか食えないよ」

 魚のプロから褒められて、店主・本種博さんはちょっと照れ気味。

「移転する前はさ、市場で仕事を終えた人たちがたくさんやって来てね。昼から一升瓶抱えて飲んでいたもんですよ。うちは寿司屋じゃない。寿司も出す飲み屋だから(笑)」

 当初は焼き魚中心の定食屋だった。やがて余った魚でちらし寿司を出したら好評。握ったら、さらに評判を呼んだ。17歳から寿司屋で働いてきただけに、「飲み屋」のレベルではない。毎朝焼いている玉子も美味。(取材・文/本誌・菊地武顕)

(取材・文/本誌・菊地武顕)

「本種」中央区築地6‐25‐4/営業時間:10:30~14:00、17:30~21:00/定休日:水

※この時期の営業日・時間については、お店にお問い合わせください

週刊朝日  2020年5月8‐15日合併号


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