「ジョニー・デップが現場でギターを弾き…」真田広之が語る「MINAMATA」 (1/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「ジョニー・デップが現場でギターを弾き…」真田広之が語る「MINAMATA」

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高野裕子週刊朝日
真田広之さん (c)朝日新聞社

真田広之さん (c)朝日新聞社

ジョニー・デップ(右)とベルリン国際映画祭に登場した真田さん (c)朝日新聞社

ジョニー・デップ(右)とベルリン国際映画祭に登場した真田さん (c)朝日新聞社

 アメリカを拠点に外国映画に出演するベテラン俳優の真田広之。トム・クルーズにレイフ・ファインズ、ヒュー・ジャックマン、キアヌ・リーブスなど錚々たるスターとの共演を果たした。新作はジョニー・デップと共演する「MINAMATA」だ。ベルリン映画祭で話を聞いた。

【写真】ジョニー・デップとベルリン国際映画祭に登場した真田さん

*  *  *
──日本の水俣病を扱う本作、今これについて語ることをどう思われますか?

真田「かなり昔のことだったので、これで再考する良い機会ができたのではないかと思います。水俣だけに限ったことではなく、環境汚染というのは世界的な課題ですし、特に最近は人々の関心が高まっていますから、この映画が制作された意図というのを理解してもらえるのではないかと思います」

──あなたの演じる山崎という人物に、実際にお会いになりましたか?

真田「実は山崎という役は、何人かの活動家や住民の人がモデルになっていて、それを一人にまとめたような役です。ですので実在の人物ではないのです」

──出演にあたり、テーマをどう扱うのかなど、内容の点で不安はありましたか?

真田「確かにデリケートなテーマだったから、不安もありました。それで監督のアンドリューと話し合いをしました。彼の1作目の映画でがんをテーマにした作品も非常にデリケートなテーマを扱っていたのですが、思いやりと人間性にあふれる温かさを感じました。だから水俣というテーマも犠牲者への愛と尊厳をもって描いてくれるだろうと感じました。脚本の執筆にも参加し、シンプルでわかりやすく描くと同時に犠牲者への思いやりを大切にして、一ページ一ページ書き上げていきました。そして満足できるものが完成した段階で撮影に入ったのです」

──日本人ではなくて外国人が水俣をテーマにした映画を作るということに対してどう思いますか?

真田「日本人の映像作家・監督にとって、このような映画を作ることは不可能だったのではないかと思います。というのも様々な規制や圧力、スポンサーからの介入などで、思ったような映画は作れなかっただろうと思います。だからこそジョニーやアンドリューがこの映画を作ってくれて感謝しています」


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