一之輔、コロナ禍で知る子どもの「缶切り知らない」問題 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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一之輔、コロナ禍で知る子どもの「缶切り知らない」問題

連載「ああ、それ私よく知ってます。」

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春風亭一之輔週刊朝日#春風亭一之輔
春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)/1978年、千葉県生まれ。落語家。2001年、日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。新刊書籍『春風亭一之輔のおもしろ落語入門 おかわり!』(小学館)が絶賛発売中!

春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)/1978年、千葉県生まれ。落語家。2001年、日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。新刊書籍『春風亭一之輔のおもしろ落語入門 おかわり!』(小学館)が絶賛発売中!

イラスト/もりいくすお

イラスト/もりいくすお

 落語家・春風亭一之輔氏が週刊朝日で連載中のコラム「ああ、それ私よく知ってます。」。今週のお題は「サイズ」。

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*  *  *
「そのマスク 足して2で割れ安倍小池」。安倍さんのつけてるマスクはちっちゃくて不安になってくるし、小池さんのマスクはお弁当箱でも包めそうに大きい。足して2で割れないか。

 今現在、4月10日。この文が掲載されるのが、再来週。4月21日には、安倍さんのマスクもフルフェイスのくいしんぼう仮面((c)大阪プロレス)みたいになってるかもしれないし、小池さんは新たなカッコイイ横文字スローガン、「ステイ・ゴールド」とか「スペース・ローン・ウルフ」なんて書かれたフリップを掲げてるかもしれない。一寸先は皆目見当つかず「かもしれない」だらけで、週刊誌のコラムが書きにくい。コロナ騒動は『サイズ感』がデカ過ぎる。

 だからこのコラムはあえてSサイズな話題を。コロナのせいで仕事なく、毎日家族で食卓を囲むようになった。こんなことは所帯を持ってから初めてだ。ある日、私が「煮豆」の缶詰を開けようとすると「私が開ける!」と小4の娘。缶を手に取り「? なにこれ? どーやって開けるの?」。今どき珍しいプルトップのない缶だ。「缶切りを使うのだよ」と言うと「『缶切り』って?」だと。

 わー。『缶切り』知らないのか、我が娘よ。小6息子「オレも知らない」。中3息子「知ってるけど使ったことない」。なんてこった!「なぜ、そんなことを知らずに大きくなった!?」と問えば「教えてもらったこともないのにわかるわけないだろ!」と長男の至極もっともな返し。今まで親の務めを果たしてこなかったな。反省。

私「よーし。じゃこれから『缶切り講座』を開講します。受講生諸君は缶切りを持ってきなさい!」

皆「どれですか!?」。そらそうだな。我が家の缶切りは、「栓抜き」と「コルク抜き」と一体型のモノ。

私「いーですか。これ一つで三つの機能があります。ここが栓抜き。瓶の栓を抜いたことは……」


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