食事はきちんと噛むことも大事。

「唾液には殺菌作用がありますから、噛んで、口を動かして、唾液の分泌を促すことが重要なのです」

 いま個々人が自分の身体を守るためにできることは、基本的な食生活を大事にすることだ。家にこもりがちになると、ついつい毎日、同じようなものを食べ続けてしまいがちだが、身体を動かすためにも食事には工夫をして、心身の健全な状態を保っていこう。(ライフジャーナリスト・赤根千鶴子)

■健康昆布酢
【材料】(作りやすい分量)
米酢(またはりんご酢)250ml、昆布15g、クコ50g、ナツメ2~3個

【作り方】
清潔な保存瓶にクコ、ナツメ、昆布(瓶の大きさに合わせて適宜切る)を入れて、米酢を注ぐ。酢が具材に完全にかぶる状態にして常温で2~3日おき、なじませる。3日後から使える。*昆布はだし用、早煮昆布、切り昆布のどれでもOK。またドライフルーツはクコ、ナツメのほか、干しイチジク、ドライマンゴー、干しあんず、ドライブルーベリー、ドライプルーンなど、お好みのドライフルーツに変えても構わない。オイルコーティングしてあるドライフルーツを使う場合、気になるのなら、お湯をかけて水気をよく拭きとってから米酢に漬けること。

■酢豚
【材料】(2人分)
豚肉(焼き肉用・肩ロース等)200g、新玉ねぎ1個、絹さや5枚、A(おろし生姜大さじ1、醤油小さじ2、昆布酢大さじ1)、B(だし汁1カップ、片栗粉大さじ1、きび砂糖大さじ1と1/2、醤油大さじ2、おろしにんにく小さじ1、昆布酢80ml)、ごま油大さじ2

【作り方】
(1)豚肉は筋があれば切り、ポリ袋に入れてAをよくなじませる。新玉ねぎは2cmのくし切りにし、絹さやは熱湯で塩茹でし、斜め半分に切る。Bを混ぜておく。(2)フライパンを中火にかけ、ごま油をなじませる。(1)の肉に片栗粉(分量外)をはたき、揚げ焼きして取り出す。(3)同じフライパンに新玉ねぎを入れサッと炒め、Bを加えてとろみをつける。肉を戻し、絹さやを加えて全体を和え、器に盛る。お好みでおろし生姜(分量外)を添える。

■ねぎ生姜塩だれ
【材料】(作りやすい分量)
ねぎ2本(みじん切り)、生姜1かけ(皮ごとすりおろす)、塩小さじ2/3、ごま油大さじ4

【作り方】
ねぎ、生姜を合わせ、塩を加え混ぜ、塩がなじんだらごま油を加え混ぜる。

■卵と小松菜のねぎ生姜塩だれ炒め
【材料】(2~3人分)
卵4個(割りほぐす)、ねぎ生姜塩だれ大さじ2、小松菜2株(ざく切り)、植物油大さじ2、醤油小さじ1、粗びき胡椒少々

【作り方】
(1)卵にねぎ生姜塩だれを大さじ1加え混ぜる。(2)フライパンで植物油大さじ1を熱し、(1)を加えて、大きく混ぜて半熟状になったら取り出す。(3)同じフライパンで残りの植物油を熱して、小松菜をサッと炒め、ねぎ生姜塩だれを加えてさらに炒める。そこに卵を戻して炒め合わせ、醤油を回し入れ、全体になじむように炒めて、器に盛り、粗びき胡椒を振る。

週刊朝日  2020年5月1日号より抜粋

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