北原みのり「風俗店通い議員が映す現実」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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北原みのり「風俗店通い議員が映す現実」

連載「ニッポン スッポンポンNEO」

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北原みのり週刊朝日#北原みのり
北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表

北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表

イラスト/田房永子

イラスト/田房永子

 先日、岩本先生とお話する機会があったのだが、今、小池百合子論を執筆中だという。これが非常におもしろい。例えば岩本先生の指摘でこういうものがあった。80年代に「トルコ風呂」という名前で営業していた特殊浴場をトルコの尊厳を傷つけるとして名前を変えさせ「ソープランド」にしたのは、小池氏の尽力が大きかったという。ただ小池氏は、当時ですら問題とされていた性搾取される女性の存在や、労働環境には全く興味を持たなかったそうだ。男のほうにしか、顔が向いていなかったのだ。

「トルコ風呂」が「ソープランド」に変わったバブル前夜から今も変わらずに、行き場を失い街を彷徨し、排除され、搾取され続ける女性たちがいる。そういう痛みを見ずに、どんなときも風俗店に通い続ける男性国会議員がいる。新型コロナウイルスは、日本のいろんな現実を私たちに見せる。

週刊朝日  2020年5月1日号


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