ほかにも、「病院で持病の薬をもらいたいが、病院での感染を防ぐためにはどうしたらいいか」「持病があるが、新型コロナに感染したら重症化しないか」といった相談も寄せられた。

「そういうときに、医師に相談できるオンライン相談があれば心強い。新型コロナの感染症が長期化すれば、さらにさまざまな健康に関する不安が生じてくるでしょう。そのときにこうしたサービスを活用し、健康不安の早期解消につなげていただければ」(同)

 そもそもわれわれは、何か気になる病気や症状があったとき、その答えをインターネットで見つけようとしがちだが、ネットの情報は玉石混交であり、また一人ひとりに対応しているものではない。たまたま見たサイトで重い病気が載っていれば、冷静な対応ができなくなってしまうだろう。

 ファーストコールでは内科や整形外科、産婦人科など12の診療科目に対応し、医師が実名で相談に応じている。コロナへの感染の不安があるなか、病院やクリニックには行きづらい。まずはオンラインの医療相談を参考にしてみては。(本誌・山内リカ、吉崎洋夫)

週刊朝日  2020年5月1日号より抜粋

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吉崎洋夫

吉崎洋夫

1984年生まれ、東京都出身。早稲田大学院社会科学研究科修士課程修了。シンクタンク系のNPO法人を経て『週刊朝日』編集部に。2021年から『AERA dot.』記者として、政治・政策を中心に経済分野、事件・事故、自然災害など幅広いジャンルを取材している。

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