コロナ禍でプロ野球開幕延長 東尾修「大人数での食事会を行うなんて…」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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コロナ禍でプロ野球開幕延長 東尾修「大人数での食事会を行うなんて…」

連載「ときどきビーンボール」

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東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝

東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝

プロ野球とJリーグの「新型コロナウイルス対策連絡会議」の会合=4月3日 (c)朝日新聞社

プロ野球とJリーグの「新型コロナウイルス対策連絡会議」の会合=4月3日 (c)朝日新聞社

「何をしたらいいか……」と嘆いても始まらない。トレーニングは、体を鍛えることだけではない。「読書」はその一つである。過去の偉人の伝記に触れるのもいいかもしれない。特にプロ野球選手は引退してから先に長い人生が待っている。色々な知識や考え方に触れておくだけでも、大きく違う。

 今、テレビを見ても、大人数を集めた収録はなくなっている。新聞も新型コロナウイルス関連の記事ばかりだ。スポーツ新聞を見ても、取材禁止の球団が多く、球団提供の記事を多く目にする。その中で過去の名場面集であったり、偉人の考え方などを目にすると、私自身も懐かしく思えたり、あの時はこう考えていたな……などと改めて刺激を受けるものもある。

 世の中には、その日の仕事、収入がなければ生きていけないという方たちがたくさんいる。「時間を有効に使おう」と言えるのも、私が野球というスポーツに巡り合えたからこそである。プロ野球が観客を入れて日常を取り戻すという前に、国民の方々が笑顔で日常を取り戻していないと興行なんてできない。

 そういったことも考えると、選手は置かれた環境がどれだけ幸せだったのかと思えるだろう。大人数での食事会を行うなんて馬鹿な行動は絶対にとれない。

週刊朝日  2020年4月24日号


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東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝。

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