灘高校
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2020年 国公立大医学科合格者数トップ30 【1/2】 (週刊朝日2020年4月24日号より)>>【ランキングの続きはこちら】合格実績のある学校への本誌とサンデー毎日、大学通信の合同調査による3月31日現在判明分。開成(東京)など、医学科合格者数アンケートが期日までに到着しなかった学校は掲載していない。東京大理IIIには、推薦入試の医学科合格者を含む。国公立大医学科+東大京大占有率(%)は、国公立大医学科、東大、京大の合格者の合計を卒業生数で割った数字。通信制・定時制を併設している学校は、それらを除く全日制の卒業生で算出した。〇=私立、無印は公立を表す。協力・大学通信
2020年 国公立大医学科合格者数トップ30 【1/2】 (週刊朝日2020年4月24日号より)
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合格実績のある学校への本誌とサンデー毎日、大学通信の合同調査による3月31日現在判明分。開成(東京)など、医学科合格者数アンケートが期日までに到着しなかった学校は掲載していない。東京大理IIIには、推薦入試の医学科合格者を含む。国公立大医学科+東大京大占有率(%)は、国公立大医学科、東大、京大の合格者の合計を卒業生数で割った数字。通信制・定時制を併設している学校は、それらを除く全日制の卒業生で算出した。〇=私立、無印は公立を表す。協力・大学通信

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2020年 国公立大医学科合格者数トップ30 【2/2】 (週刊朝日2020年4月24日号より)合格実績のある学校への本誌とサンデー毎日、大学通信の合同調査による3月31日現在判明分。開成(東京)など、医学科合格者数アンケートが期日までに到着しなかった学校は掲載していない。東京大理IIIには、推薦入試の医学科合格者を含む。国公立大医学科+東大京大占有率(%)は、国公立大医学科、東大、京大の合格者の合計を卒業生数で割った数字。通信制・定時制を併設している学校は、それらを除く全日制の卒業生で算出した。〇=私立、無印は公立を表す。協力・大学通信
2020年 国公立大医学科合格者数トップ30 【2/2】 (週刊朝日2020年4月24日号より)

合格実績のある学校への本誌とサンデー毎日、大学通信の合同調査による3月31日現在判明分。開成(東京)など、医学科合格者数アンケートが期日までに到着しなかった学校は掲載していない。東京大理IIIには、推薦入試の医学科合格者を含む。国公立大医学科+東大京大占有率(%)は、国公立大医学科、東大、京大の合格者の合計を卒業生数で割った数字。通信制・定時制を併設している学校は、それらを除く全日制の卒業生で算出した。〇=私立、無印は公立を表す。協力・大学通信

 成績優秀な生徒が目指す医学部医学科は、定員が少ないこともあり、今も昔も狭き門だ。この特集では、中でも難関である国公立大学への合格者数のランキングトップ30校に加え、「医学部に強い高校」に共通する特徴や、生徒たち自身が企画する講座や病院見学などのユニークな「体験型」の取り組みを紹介する。

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 合格者数ランキングトップ30に入った高校は、すべて今年、東大に合格者を出している進学校だ。

 今年のトップ10と昨年の顔ぶれを比べてみると、昨年11位の愛光(愛媛)、同13位の四天王寺(大阪)、同43位の青雲(長崎)が今年はトップ10入りし、昨年7位の札幌南(北海道)、同10位の昭和薬科大附(沖縄)と入れ替わった。

 トップ3は変わらなかったが、1位の東海(愛知)、2位の灘(兵庫)、3位の洛南(京都)は9人以上合格者数を減らした。駿台教育研究所の石原賢一進学情報事業部長はその理由をこう分析する。

「近年は理系学生の中でデータサイエンス、AI(人工知能)などを学べる学部を志望する生徒が増えています。地方では以前と変わらず医学部の人気が高いですが、都市部では成績優秀な理系の生徒が医学部ではなく、東大や京大の理工系を目指す傾向がみられます」

■医療体験で育つ「資質」と「覚悟」

 一方、4位の四天王寺、5位の久留米大附設(福岡)、6位の愛光、7位の青雲は9人以上増えた。

「四天王寺は女子校、久留米大附設と愛光、青雲は共学です。近年は男女の区別なく活躍できる職業として医師を目指す女子が多いため、女子校や共学校が合格者数を増やしています」(石原部長)

 医学部に強い高校には、いくつかの共通点がある。

 学習進度が速い私立の中高一貫校がトップ10を独占し、30校のうち23校を占める。

 寮がある学校も強い。トップ10には洛南、久留米大附設、愛光、青雲、ラ・サール(鹿児島)がランクイン。西大和学園(奈良)、北嶺(北海道)、白陵(兵庫)にも寮がある。

 全国から成績優秀な生徒が入学できること、寮生活に自習や補習の時間を組み入れていること、寮生活で学習習慣、医師に必要なコミュニケーション能力や協調性が身につくことなどが、好結果につながっていると思われる。

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