野田秀樹、梅沢富美男もココから…「本多劇場」ができた意外な理由 (2/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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野田秀樹、梅沢富美男もココから…「本多劇場」ができた意外な理由

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本多一夫(ほんだ・かずお)/1934年、北海道生まれ。新東宝第4期ニューフェースとして俳優デビュー。実業家に転身後、80年に俳優養成所を設立。その後、次々と小劇場をオープン。現在、下北沢にある8軒の劇場のオーナー。これまで「第19回日本文化デザイン賞」「世田谷区文化芸術功労賞」(ともに97年)、「第3回渡辺晋賞」(2008年)など数多くの賞を受賞。06年に平均年齢(当時)77歳の劇団「パラダイス一座」を旗揚げするなど、俳優としても活躍中。 (撮影/写真部・小黒冴夏)

本多一夫(ほんだ・かずお)/1934年、北海道生まれ。新東宝第4期ニューフェースとして俳優デビュー。実業家に転身後、80年に俳優養成所を設立。その後、次々と小劇場をオープン。現在、下北沢にある8軒の劇場のオーナー。これまで「第19回日本文化デザイン賞」「世田谷区文化芸術功労賞」(ともに97年)、「第3回渡辺晋賞」(2008年)など数多くの賞を受賞。06年に平均年齢(当時)77歳の劇団「パラダイス一座」を旗揚げするなど、俳優としても活躍中。 (撮影/写真部・小黒冴夏)

本多一夫さん(左)と林真理子さん (撮影/写真部・小黒冴夏)

本多一夫さん(左)と林真理子さん (撮影/写真部・小黒冴夏)

本多:いや、各劇場に責任者がいますし、スタッフがいますから、どういう芝居をやるかはそれぞれの劇場で決めて、私はいっさい口出ししないんです。

林:小さい劇団もいっぱい来ると思いますけど、現場の方々は評判を聞いて判断してるんですか。

本多:いちおう何かを目指している劇団を選ぶことになってますけども、現場としては全部が全部そうやって選んでるわけでもないんじゃないですか。「今、ここ満員だから、こっちの劇場へ」とか言って紹介し合ってますけどね。スズナリ、本多劇場は再来年までビッシリです。まあ、人気劇場じゃないですかね。

林:今のネット時代、役者さんたちが目の前で肉声で演じる演劇が若い人にとって新鮮なんだ、という話を聞いたことがありますけど、今、どこの劇場もいっぱいみたいですね。

本多:ネットとか映画とかテレビは人との交流がないからね。芝居は人との交流があるから、若い人たちに喜ばれてるんじゃないですかね。

林:映像で人気が出た人も、やっぱり舞台をやりたいという人、多いですよね。

本多:そうですね。舞台に出ると、役者としての信用度が違うんじゃないですかね。

林:しかし思うんですけど、劇場のチケットって安いですよね。

本多:本多劇場の場合、前は4千円で、今6千円くらいですかね。高い劇団のときは7千円とか8千円のときもあるけどね。劇場の大きさによっても違うかもしれないです。2500円から3千円ぐらいのところもあるし。

林:私、このあいだ荻窪の150席の劇場に行きましたけど、2500円でした。よくこれでやっていけるなと思って。

本多:150人くらいのコヤというと、うちの場合だとスズナリとか駅前劇場クラスだけど、コヤ代はだいたい6万5千円くらいですかね。

林:本多劇場は非常に音がよくて、役者さんたちも「いい劇場だ」と言ってますね。マイクなしで声が通るって。

本多:中村伸郎さん(故人)なんて、「本多劇場は僕の声でも通るから、僕はここしか出ません」なんておっしゃってました。

林:耐震のほうは大丈夫なんですか。


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