■大場正明(映画評論家)


評価:★★★ なかなかGOOD!
明るい未来を切り拓く電気に、命を奪う電気椅子も絡んで繰り広げられる男たちの熾烈な駆け引きは、原題の「電流戦争」そのもの。喪失の痛みや重い過去、執念、狂気など、複雑な内面が炙り出されていく展開がスリリング。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★ なかなかGOOD!
今となれば当たり前にあるものの初期のネーミング等にわくわく。しかし何かが生まれるとそれをダメにしようとする人は変わらず。物語と会話劇としては楽しいが、女性の出番の不自然さが引っかかって100%は入れず。

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★ なかなかGOOD!
興味深い題材の意欲作だが、内容を詰め込みすぎ。監督の手際も良く、俳優陣も素晴らしいだけにテレビシリーズにしたほうが良かったかも。テスラ好きとしてはテスラの扱いが残念だが、エジソンに焦点を絞るためと納得。

(構成/長沢明[+code])

週刊朝日  2020年4月3日号