アーティストが悲痛な叫び コンサート中止で1億円の損失 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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アーティストが悲痛な叫び コンサート中止で1億円の損失

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上田耕司週刊朝日#新型コロナウイルス
「Perfume」の公演が中止になった東京ドーム前に集まったファンら=2020年2月26日/(c)朝日新聞社

「Perfume」の公演が中止になった東京ドーム前に集まったファンら=2020年2月26日/(c)朝日新聞社

 新型コロナウイルスの影響によるイベントの中止が相次いでいる。

「私どもが扱うコンサートなどの中止や延期は、3月1日までに450件ほどを数えたのですが、その後もどんどん増え続け、もう数えきれない状況になっています」

 と言うのはチケット販売大手「ぴあ」の広報担当者。問い合わせの電話が鳴り続け、チケット購入者への払い戻しの案内のためのメールを一人ひとりに送る作業に追われているという。

 これまでも台風や震災の時に払い戻しはしていたが、今回はスケールが違う。

「震災なら地域も限定されるけれど、新型コロナは全国規模で、いつまで続くか見通しが立たないですから」

 一方、コンサートの会場となる施設でも、臨時休館や利用制限などの影響で経営を直撃している。

 東京ドームでは3月3、4日に開催予定だった人気K-POPガールズグループ「TWICE」のコンサートが延期になった。プロ野球・巨人のオープン戦は無観客試合に、公式戦は延期になった。

「無観客試合なので売店も閉まっていますし、スタンドをまわるビールの販売員もいない。今は特にイベントも入っておらず、静かなものですよ」(東京ドーム広報IR室担当者)

 チケットはほとんどの場合が委託販売のため、損害が甚大なのは主催者。ある、男性演歌歌手のコンサートの延期を決めた主催者は、返金の実情をこう話す。

「延期にしました。延期した日程で都合の悪いお客さんには、開催する予定だった会場に当日、直接来ていただいて現金をお返しするようにしています」

 深刻なのはチケット販売業者への手数料や施設に対するキャンセル料だ。

「うちはチケット業者にチケットを預けて売ってもらっている。それはコンサートを実施しようが、中止、延期になろうが、関係なく1枚につき数%から10%の手数料を払うことになっています。手数料が払えなくて倒産するところもあるかもしれません」(前出の主催者)


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