北新地という場所柄、テイクアウト専門の小ぢんまりとした店舗の営業時間は、夕方5時から翌朝の4時。飲み屋さんへのお土産として新地の女性に愛されたサンドイッチは、タレント間の差し入れへと移行した。

「タマゴカツサンド」のほかにも「特撰国産牛ヘレカツサンド」や「塩カツサンド」が大人気の『北新地サンド』が昨年、東京にオープン。『銀座サンド』である。

 先日、大阪の読売テレビ制作で東京の日本テレビでも見られる『ワケあり!レッドゾーン』でも、「23年間、食パンを愛し続けた」パンマニアの片山智香子さんのナビゲートで「タマゴカツサンド」が紹介された。

 他のフルーツサンドやローストビーフサンドには、ただただ驚くだけだったMCのライセンスの二人が、「大阪にしかない」「夜の街で人気」と片山さんと共に説明できたのが『銀座サンド』『北新地サンド』の「タマゴカツサンド」だった。在京テレビ局の定番差し入れとして仲間入りするのも間もなくだと思う。

「銀座サンド」東京都中央区銀座7-6-4 フィーラ銀座ビル1F/営業時間:17時~翌4時(日祝休)

週刊朝日  2020年3月20日号

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山田美保子

山田美保子

山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める

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