イベントでは、薬物への依存度が大きく、副作用でうつ病を発症したことも明らかに。それだけに明日への思いは空回りするのか。
「薬物には逃げたくないので、アルコールを飲んでしまう。現実逃避じゃないですけど、お酒を飲んでしまって後悔することはある」
実際、イベントの数日前には銀座で飲酒の上で警察沙汰になった、と伝えられた。注目度はなお高い。
「(マスコミに追われるのは)昔はすごく嫌でしたけど、(薬物逮捕の)事件に関しては報道されて当たり前だと思っていますし、忘れ去られてしまうのが自分としてはつらいこと」
と意外な心中を語った。
現在は、多くの時間を自身の過去を振り返ることにあてているという。
「この1年間、少しは前に進めたんじゃないかと思っている。また明日からコツコツとやるしかない」
ともあれ薬物というものは、数々の修羅場をくぐり抜けた人物をかくも追い込むものらしい。今年6月には執行猶予が明けるのを「怖い感じ」と吐露した。社会復帰への試練は、むしろこれから始まるのかもしれない。(本誌・山内リカ)
※週刊朝日 2020年3月20日号