小口さんはこう話す。

「新聞チラシなどで相場観を把握しておくといい。量販店ではネット価格と店頭価格が違うこともあります。ネットのほうが安いと言うと、その値段までは下げてくれます。値引きを引き出しやすいのは平日の暇な時間帯です。土日はよく売れて、値引きの相手をしてくれないことが多いです」

 得平さんは「ネットより安くする店もあり、交渉してみるといい」と話し、こうも言う。

「表示価格だけで決めると間違うことがある。価格以外にポイント付与や配送料、取り付け料、リサイクル料などもある。店で買うと取り付けや古い製品の回収が無料のこともあり、購入した製品が入っていた段ボール処理の手間が省け、シニアには便利です」

 家電を安く買うのに、量販店のアウトレット店を利用する方法もある。展示品の処分販売などが多い。「アウトレット店の商品は数が少ないですが、機能やサイズにこだわりがなく、汎用性が高いものはいい」と小口さんは話す。

 最後に、いくつかのメーカーで選ぶのに迷えば、信頼できるメーカーのものがいいというのが専門家の一致した意見だ。(本誌・浅井秀樹)

週刊朝日  2020年3月20日号