「不謹慎は目をつぶって」…一之輔、弟子に「新型」を求める! (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

「不謹慎は目をつぶって」…一之輔、弟子に「新型」を求める!

連載「ああ、それ私よく知ってます。」

このエントリーをはてなブックマークに追加
春風亭一之輔週刊朝日#春風亭一之輔
春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)/1978年、千葉県生まれ。落語家。2001年、日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。新刊書籍『春風亭一之輔のおもしろ落語入門 おかわり!』(小学館)が絶賛発売中!

春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)/1978年、千葉県生まれ。落語家。2001年、日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。新刊書籍『春風亭一之輔のおもしろ落語入門 おかわり!』(小学館)が絶賛発売中!

イラスト/もりいくすお

イラスト/もりいくすお

 落語家・春風亭一之輔氏が週刊朝日で連載中のコラム「ああ、それ私よく知ってます。」。今週のお題は「新型」。

*  *  *
私「お前らさ、話のタネにちょっとうつりに行けよ」
弟子「何のことですか? 師匠……」
私「決まってんだろうが、『新型』だよ!」

 不謹慎は目をつぶってください。落語家の会話なんてだいたいこんなかんじ。え、うちの一門だけ?

弟子「いやいやいや……。勘弁してくださいよ!」
私「なんでだよ? 向上心のある弟子だったら『師匠、ちょっとお暇を頂きたいのですが……』『どうした?』『新型ウイルスに罹患して参ります!』ってやりとりが、ひと月前にあってしかるべきだぞ」
弟子「言いませんよ、そんなこと!」
私「だって今のところ芸人で『かかった』奴はいないんだよ。一番先にかからなきゃダメ! 『新型ウイルス漫談』とか『コロナ落語』が出来るかもしれないのに、なんでチャンスを逃してるんだよ! 暇ならいろんな所に飛んでいってかかってこいっ! ボンヤリしてたら誰かに先にかかられちゃうぞっ!」
弟子「師匠だってマスクしてるじゃないですか?」
私「俺はこわいもん」
弟子「なんですか、それ。第一うつったら即入院ですよ。私の仕事はどうしたらいいんですか?」
私「馬鹿野郎、お前の代わりなんかいくらでもいる」
弟子「いるのはわかってますけど! 第一オモテに出られないじゃないですか!?」
私「なら病院内のリサーチをしてこいよ。『看護師さんがきれいだった』とか。『看護師さんが水前寺清子に似ていた』とか……」
弟子「なんですか、そのつまらないリサーチ。それに水前寺って誰ですか?」
私「『ありがとう』だよ!」
弟子「どういたしまして」


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい