水泳のレベルアップはトレーニングの進化 平井コーチの「自転車」トレ (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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水泳のレベルアップはトレーニングの進化 平井コーチの「自転車」トレ

連載「金メダルへのコーチング」

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平井伯昌(ひらい・のりまさ)/競泳日本代表ヘッドコーチ、日本水泳連盟競泳委員長。1963年生まれ、東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。86年に東京スイミングセンター入社。2013年から東洋大学水泳部監督。同大学法学部教授。『バケる人に育てる──勝負できる人材をつくる50の法則』(朝日新聞出版)など著書多数

平井伯昌(ひらい・のりまさ)/競泳日本代表ヘッドコーチ、日本水泳連盟競泳委員長。1963年生まれ、東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。86年に東京スイミングセンター入社。2013年から東洋大学水泳部監督。同大学法学部教授。『バケる人に育てる──勝負できる人材をつくる50の法則』(朝日新聞出版)など著書多数

水中練習前に「ワットバイク」をこぐ選手たち=1月2日、東洋大プール (撮影/堀井正明)

水中練習前に「ワットバイク」をこぐ選手たち=1月2日、東洋大プール (撮影/堀井正明)

 400メートル個人メドレーで世界のトップレベルにいる萩野公介、大橋悠依が筋力と持久力を上げるためには水中だけでは難しいという思いがありました。特に萩野は小さいころから水泳のハードトレーニングを続けていたので、新たな刺激が必要だと感じていました。

 バイクをこぐ強度が上がったり、できない動作ができるようになったり、ドライランドは選手の向上心を引き出す効果もあります。新しいトレーニングばかりがいいとは限りません。1980年モスクワ五輪の男子1500メートル自由形で初めて15分の壁を破ったウラジミール・サルニコフ(ソ連)のトレーニングビデオからスクワットの方法をまねたり、相撲部屋のけいこで見たしこを取り入れたりしています。

 北島康介のライバル、アレクサンドル・ダーレオーエンは地元ノルウェーの山を駆け上がって体を鍛えたといいます。海外では若いときにいろんなスポーツを経験して専門種目に移っていく選手が多い。日本の水泳選手は子どものときにスイミングクラブに入って、早い時期から専門を絞っている。日本で野山を駆けまわる環境は少ないけれど、日常的に様々な運動を取り入れて、体を鍛えていくのがいいと思います。

 シエラネバダでもワットバイクのトレーニングを続けます。サンドイッチを持って選手と山にハイキングに行こうと思っています。(構成/本誌・堀井正明)

週刊朝日  2020年2月7日号


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平井伯昌

平井伯昌(ひらい・のりまさ)/競泳日本代表ヘッドコーチ、日本水泳連盟競泳委員長。1963年生まれ、東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。86年に東京スイミングセンター入社。2013年から東洋大学水泳部監督。同大学法学部教授。『バケる人に育てる──勝負できる人材をつくる50の法則』(朝日新聞出版)など著書多数

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