女子アナが地方の中小企業を救う? 「女子アナ広報室」とは (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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女子アナが地方の中小企業を救う? 「女子アナ広報室」とは

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野田太郎週刊朝日#企業
樋田かおりさん (女子アナ広報室提供)

樋田かおりさん (女子アナ広報室提供)

広報業務として記者発表の司会に取り組む女子アナ広報室のトーマス・サリーさん (女子アナ広報室提供)

広報業務として記者発表の司会に取り組む女子アナ広報室のトーマス・サリーさん (女子アナ広報室提供)

 樋田さんは「トークナビ」という、話し方、マナー研修事業を展開する会社の経営者でもある。

 実は自身も「女子アナ道」を歩んできた。

 愛知県内の大学を卒業後に青森放送に入社。ニュースアンカーのみならず、時には現場に出てリポートし、人に会って話を聞き、原稿を書いた。

 樋田さんはその後、中京圏のテレビ局で活躍。そして、起業家への道も視野にフリーへと歩み出す。フリーとなってからは「伝えることのお手伝い」をライフワークとしてきたという。

「大都市圏の中京圏でお仕事ができて本当に良かったと思います。一方で、次のステップを漠然と考えていました。私は商業高校の出身。父も経営者で間近で商売、事業というものを見てきたので、自分で会社を起こしたくなりました」

 そうした思いで樋田さんが立ち上げた会社が「トークナビ」だった。会社のコンセプトは社名のとおり、人に何かを伝えるときの方法をわかりやすく丁寧に導くものだという。

「人前でプレゼンしなくてはいけないとき。なんとなく大勢の前で話すのが苦手。そんな悩みを抱える多くのビジネスパーソンの力になりたかったんです」

 そもそも女子アナになるにはたいへんな難関の入社試験をくぐり抜けなければならない。東京にあるキー局への入社を果たせずとも全国にあるテレビ局へ女子アナとしての入社を目指し、全国行脚するのも珍しくない、とされている。樋田さんはローカル局で活躍する女子アナたちに注目した。

 ローカル局の女子アナたちは基本的にスキルが高い。アナウンサー業務にとどまらず、時にディレクター、記者業務をこなすこともあり、更にジョブローテーションの一環で営業や事業部門を経験する女子アナも存在する。一般的にローカル局にはオールラウンドな力を身につけている女性が多いのだ。

「私自身、アナウンサーを続けてきて『30歳限界説』を感じることが実はありました。せっかく培ったスキルとキャリアをうまくいかせないか、と考えていて、そうだ、広報だとひらめいたんです」と樋田さんはふりかえる。


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