また、浦田についてはグループからの脱退ばかりが強調されているが、同社のスタッフはその内実をこう語る。

「近年はドームツアーも成功させるなど、『AAA』は今やウチの看板アーティストとも言える存在。それだけにグループの人気を維持するため、不祥事を起こした浦田の脱退はやむなしといったところ。AAAは年内で活動停止となりますが、会社としては今後も浦田の音楽活動をサポートしていく方針です。元々、『AAA』はデビュー当時から松浦勝人会長自らがプロデュースを手掛けており、グループはもちろん、メンバーそれぞれに対する思い入れも強い。松浦会長としてはグループを離れても浦田のことを見捨てるつもりは毛頭ないでしょうし、その意向が強く反映されている格好です」

 実際、松浦会長は先述の発表があった昨年大みそか、自身のSNSで浦田本人からもらったという謝罪の手紙をアップして見せるなどのアクションも起こしている。

 トップの意向もあってか、沢尻にしろ、浦田にしろ、不祥事を起こしたタレントに対しても見捨てることなく、救いの手を差し伸べる傾向が見て取れる同グループだが、例外とも言える存在が90年代に数々のヒット曲を世に放ち、名プロデューサーとして名をはせた小室哲哉氏だ。

 小室氏といえば、一昨年1月に看護師女性との不倫疑惑が「週刊文春」で報じられたことを受けて記者会見を行い、不倫関係を不定する一方で、音楽活動からの引退を表明。

 最近では妻のKEIKOと離婚調停中であることが明らかとなり、小室氏が別居中の生活費などの婚姻費用としてKEIKOサイドに掲示した額が「月額8万円」であることなどが物議を醸している。

 そうした中、2019年12月28日、松浦会長が突如自身のツイッターで、
<>あの人を助けるためにお金を貸したけど、その人は返す気もないという。意味がわからん。2023年に一括返済の予定だけど、あなたの得意なあれを差し押さえでもする以外方法はないなぁ。本当にあの時、全てはあなたがいたおかげだと言ったことを真に受けているならそろそろ夢から目覚めろと言いたいね>とツイート。

 さらに、<あの人はいつも暖簾に腕押しだったな。いい加減に目覚めて欲しかったけど無理ですね。ならばすることをするだけ。あー、Twitterってつぶやきですよね。何を呟こうと僕の自由でしょ>など意味深なツイートが続く。

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小室氏からの電話とは?