賛否両論の「ジョジョ・ラビット」 ナチス映画の難しさとは? 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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賛否両論の「ジョジョ・ラビット」 ナチス映画の難しさとは?

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週刊朝日
監督 タイカ・ワイティティ/17日からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開/109分 (c)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation &TSG Entertainment Finance LLC

監督 タイカ・ワイティティ/17日からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開/109分 (c)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation &TSG Entertainment Finance LLC

監督 タイカ・ワイティティ/17日からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開/109分 (c)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation &TSG Entertainment Finance LLC

監督 タイカ・ワイティティ/17日からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開/109分 (c)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation &TSG Entertainment Finance LLC

 1月17日から「ジョジョ・ラビット」がTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開される。監督はニュージーランド出身で「マイティ・ソー バトルロイヤル」で注目された気鋭ワイティティ。出演はほかに、「スリー・ビルボード」でアカデミー賞助演男優賞を受賞したサム・ロックウェルなど演技派がそろう。

【「ジョジョ・ラビット」の場面写真はこちら】

 第2次世界大戦下のドイツ。10歳のジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、空想上の友達であるアドルフ(タイカ・ワイティティ)の助けを借りて、青少年集団ヒトラーユーゲントの立派な兵士になろうと奮闘していた。しかし、心優しいジョジョは、訓練でウサギを殺すことができず、教官から<ジョジョ・ラビット>という不名誉なあだ名をつけられてしまう。

 そんな中、ジョジョは母親ロージー(スカーレット・ヨハンソン)と暮らす家の隠し部屋に、ユダヤ人少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)が匿われていることに気づく。やがてジョジョは皮肉屋のアドルフの目を気にしながらも、強く勇敢なエルサに惹かれていくのだが──。

 本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
反ナチス映画が可愛い、なんてウソみたいだけどホント。10歳の少年の頭が生んだだけに、間抜けなヒトラーが笑えるが、綺麗なお母さん、賢いユダヤ人少女を通して語られる家族愛とそれをブチ壊す他民族憎悪への批判は痛烈。

■大場正明(映画評論家)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
豊かな人物造形に惹きつけられる。ファンタジーやユーモアを巧みに織り交ぜ、ナチスの史実をぼかすことなく風刺の利いたコメディにまとめ上げている。現代も視野に入れ、時代を超えた成長譚になっているところも魅力。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★ なかなかGOOD!
ナチスもの苦手。子どものところは感動します、それはいいです。イマジナリーフレンドとしてヒトラーが友達というのも新鮮。この作品を絶賛している方もわかりますが、やはり人それぞれ。ただ、子役から目が離せない。

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★ ヒマだったら……
戦後70年を機にナチスの映画が多数製作されたが、遂にこういう映画が出てきたかと思った。戯画化がうまくいっていないし、終盤の描き方は音楽PVみたいだ。今までの作品を好きな監督で挑戦はわかるがいただけない。

週刊朝日  2020年1月24日号


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