一之輔、あの“世界的ねずみ”にライバル心? 夢の国での出来事 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

一之輔、あの“世界的ねずみ”にライバル心? 夢の国での出来事

連載「ああ、それ私よく知ってます。」

このエントリーをはてなブックマークに追加
春風亭一之輔週刊朝日#春風亭一之輔
春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)/1978年、千葉県生まれ。落語家。2001年、日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。新刊書籍『春風亭一之輔のおもしろ落語入門 おかわり!』(小学館)が絶賛発売中!

春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)/1978年、千葉県生まれ。落語家。2001年、日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。新刊書籍『春風亭一之輔のおもしろ落語入門 おかわり!』(小学館)が絶賛発売中!

イラスト/もりいくすお

イラスト/もりいくすお

「俺さー、怖くて、気持ち悪くなって、降りたらゲボ吐いちゃった」。なんでも『宇宙山』的な名前の乗り物がたいそうなスピードで、Mは恐怖のあまり嘔吐したそうだ。「でもスゲー楽しかったー!」。公衆の面前でもどすほどの恐ろしい場所を「楽しい」とはどういうことだ? 怖さでいえば清水公園(@野田市)のアスレチックコースの「アリ地獄」だって負けてないぞ。巨大なすり鉢型の遊具で、下に落ちないようにただアリ地獄の内周をぐるぐるぐるぐる走り続けるだけだが、「全然別モノ!」とMに鼻で笑われた。Mはその場にいた友達に「付けてみ!」とねずみの「耳」を回し始めた。私も付けてみた。なぜか皆、爆笑。ふざけんな。あんなものが似合うのは本家だけだろうが。

 たしか、保育園のとき、あのねずみの絵の描かれたお弁当箱を使っていた。こないだ実家に帰って弁当箱を見たら、黄色いコスチュームとマントに身を包み筋肉ムキムキのねずみ……ん? アルファベットで「MIGHTY MOUSE」……。似て非なるキャラクターじゃないか。私はそれを『ミッキーのお弁当箱』と呼んでいた。

 通算3回「夢の国」に行ったが、私のおすすめのアトラクションは「魅惑のチキルーム」。ここはいつでも待たずに入れる。鳥たちはいつも一生懸命に歌っているのに人気無さげ。私はそれを「俺だったらこうやるのにな」と同じプロの目線で見つめる。おい、鳥。お前たちも俺のライバルだぞ。頑張ろうぜ、ねずみに負けんなよ。決めた。今年の目標は「ねずみに追いつけ追い越せ」だ。チュー。

週刊朝日  2020年1月17日号


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

春風亭一之輔

春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)/1978年、千葉県生まれ。落語家。2001年、日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。新刊書籍『春風亭一之輔のおもしろ落語入門 おかわり!』(小学館)が絶賛発売中!

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい