カローラは「車名で失敗」? “往年の名車”復活の裏側 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
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カローラは「車名で失敗」? “往年の名車”復活の裏側

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浅井秀樹週刊朝日
カローラ

カローラ

クラウン

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スカイライン

スカイライン

シビック

シビック

 こう評価するのは自動車評論家の五味康隆さん。「トヨタの一番の狙いはプリウスユーザー」とも話し、旧型プリウスから新型カローラへ買い替え需要の取り込みをもくろんでいるという。ただ、カローラはプリウスに比べ、「ブランド意識で落ちる感じがあり、抵抗のある人は多い」とも指摘し、「トヨタの狙いどおりにいっていないのでは」とみている。

「いつかはクラウン」と、83年投入の7代目のキャッチコピーが懐かしいトヨタの「クラウン」。最新は2018年に発売された15代目で、スマホ連携などコネクテッドカーを標榜(ひょうぼう)し、「走る・曲がる・止まる」の車両性能を進化させた。最低価格は税抜き426.5万円。1955年登場の初代は101万円超だった。

 クラウンは2012年発売の14代目で外観を大幅に変更し、フロントグリルが革新的になっていたが、15代目はこれまでの「おやじくささ」を払拭(ふっしょく)するスタイリングとなった。

 前出の五味さんは、

「おしゃれな感じで、スポーティーなイメージ。走行性能もいい。今までのユーザーに加えて新しい層を取り込むのが狙い。30代半ばから40代半ばで、輸入車に乗っている人がターゲットでしょう」

 と話す。

 クラウンは08年の13代目から、主力はハイブリッド車になっている。15代目は2リッターのターボエンジン車と、2.5リッターと3.5リッターのハイブリッド車だ。

 クラウンの歴史は長く、国内高級車の象徴的な存在でもある。前出の国沢さんは「歴史があり、買う側の思い込みが激しい車」と指摘する。

「新型車のデザインがクラウンらしくなく、洋風になっています。良くなったところがわかりにくい。乗り心地は硬いかもしれず、もう少し穏やかなほうがいいかもしれません」

 国沢さんはクラウンを評価しながらも、新しい層の取り込みには苦戦しているとみている。

■日産とホンダ 「らしさ」で勝負

 国沢さんが「これこそ往年の名車で、昔は憧れの車だった」と言うのが日産の「スカイライン」。

「今まで沈みっぱなしでしたが、新型車はものが良く、往年の名車の雰囲気です。先端技術をつぎ込み、走りも素晴らしい。昔のお客さんが戻ってきているのではないでしょうか」

 スカイラインの最新13代目は14年に登場して以来、最大級の改良をしたモデルが19年9月に販売を開始。日産の車らしいフロントマスクを採用し、ハイブリッド車には高速道路で一部ハンズオフ走行が可能な先進運転支援技術「プロパイロット2.0」を標準採用した。


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