「(メンバーとの)なんでもない会話、それが落ち着く瞬間なんだと気づきました」(アイナ・ジ・エンド)。撮影・東川哲也(写真部)
「(メンバーとの)なんでもない会話、それが落ち着く瞬間なんだと気づきました」(アイナ・ジ・エンド)。撮影・東川哲也(写真部)
2020年の顔 2/2 (週刊朝日2020年1月17号より)
2020年の顔 2/2 (週刊朝日2020年1月17号より)
2020年の顔 1/2 (週刊朝日2020年1月17号より)
2020年の顔 1/2 (週刊朝日2020年1月17号より)

 3月で結成6年目に突入する“楽器を持たないパンクバンド”。人気の上昇は止まらず、ライブ、レコーディング、テレビ出演、撮影……忙しい日々の連続の中、6人はたしかな手ごたえを感じていた。

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「これまでは知ってもらうための活動も多かったのですが、最近はBiSHを知ってもらっているうえでいただく仕事も増えてきて、地に足がついた感覚で歩き始められてきている気がします」(モモコグミカンパニー:以下モモコ)

「地上波の番組に出させていただく機会も増えて、新しいものにどんどん出会って飛び込んでいけて、BiSHを本当に面白いと思ってくれたり気づいてくれたりする人が増えたと思っています」(セントチヒロ・チッチ:以下チッチ)

「怒涛の日々で、楽しいとか悲しいとかいろんな感情が芽生えて、人間として成長できてきているなって」(アユニ・D:以下アユニ)

 アイナ・ジ・エンド(以下アイナ)は、そんな「怒涛」が続くからこそ、メンバーとの他愛ない会話の中にみつけたものがあったという。

「なんでもない会話、それが落ち着く瞬間なんだと気づきました。家族よりも誰よりも長くいるメンバーが一緒にいたから、いろんなことが乗り越えられたんだと感じています」

 個人の活動も増え、BiSHの名前とともに、個人の名前の浸透度もそれぞれ上がった。

「とっかかりは個人でもいいんです。アユニのバンド『PEDRO』から入ってBiSHを知ってくださる人だっているでしょうし。いろんなとっかかりからBiSHを知ってもらいたいですね」(アイナ)

「覚えてもらった時期によって、いろんな言葉があるんだもんね。『オーケストラ新規』とか『横アリ新規』、『Mステ新規』、『アメトーーク!新規』……」(モモコ)

「いろいろなきっかけで知ってもらっていてうれしいです」(アユニ)

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