箱根駅伝で王者奪還を狙う青山学院大の原晋監督が期待を寄せる4年生の結束力 (1/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

箱根駅伝で王者奪還を狙う青山学院大の原晋監督が期待を寄せる4年生の結束力

このエントリーをはてなブックマークに追加
大崎百紀週刊朝日#大学
大学の壮行会で、主将として決意を語る青学大の鈴木塁人(C)朝日新聞社

大学の壮行会で、主将として決意を語る青学大の鈴木塁人(C)朝日新聞社

全日本大学駅伝で2位でゴールする青山学院大の飯田貴之(C)朝日新聞社

全日本大学駅伝で2位でゴールする青山学院大の飯田貴之(C)朝日新聞社

青山学院大学の原晋監督(左から2人目)と選手ら=撮影・大崎百紀

青山学院大学の原晋監督(左から2人目)と選手ら=撮影・大崎百紀

 2020年1月2、3日に開かれる第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で、青山学院大が2年ぶりの総合優勝を目指す。「やっぱり大作戦」を作戦名として発表した原晋監督は「やっぱり4年生は強かった、と言われるように」と、最終学年の選手たちに期待を寄せる。

【画像】全日本大学駅伝で2位に輝いた注目選手

 前回は4年生が強さを見せた。3区を区間新記録で走った森田歩希(GMO)や、小野田勇次(トヨタ紡織)、林奎介(GMO)らだ。

 今季の主将は、前回10区を走った鈴木塁人(4年)。こう打ち明ける。

「4年生の中には優勝にふさわしくない態度をする部員もいました。本気で一緒にやっていく気があるのかを説き、厳しい選択を行いながら、チームをまとめてきました」

 主将という立場になり、これまでは何となく見過ごしてきたことも、「それではいけない」と思うようになったという。チーム内の問題点はそのままにせず、指摘するようにした。

「厳しいこともお互いに言い合うようにしました」

 チームがまとまってきたのは夏ごろ。それまでは、自分自身が「いっぱいいっぱいだった」と話す。チームを優勝に導くため、主将としてどう行動すればいいか。それを見つけるのに時間がかかったという。

 たどり着いたのは、チームを変えようとするのではなく、自分が変わればいいということ。それがわかり、楽になったという。

「自分が頑張ることによって、チームがもっともっといい雰囲気になる、と気づきました」

 自分が変われば、他の4年生も変わる。4年生が変われば、チームも変わる。そう考えた。

 そんな鈴木に、同期の谷野航平も続いた。

「いかに自分たち4年生がこの1年間で力をつけてチームを引っ張れるか、を意識してこれまでやってきました。その結果、4人の4年生の選手がエントリーできたと思っています。皆、調子も上がっています」

 吉田祐也(4年)も、練習面で下級生の模範になれるように長い距離を走った。中村友哉(4年)は、勝ちにこだわった練習をした。

 4年生たちの姿に、後輩たちが刺激を受けた。

 父親も箱根路をかけた新号健志(3年)は、

「少しでも先輩たちに近づける走り、をテーマにやってきました」

 と明かす。初めてエントリーメンバー入りした早田祥也(2年)は、

「1年生から2年生に上がり、練習でふがいない走りをしてはいけないというふうに考えて、ポイント練習などでは、しっかりとした走りで後輩たちに姿で見せようとしました」

 宮坂大器(1年)は、

「先輩の刺激になるような、結果や走りを同期の仲間と切磋琢磨(せっさたくま)してやってきました」

 と話す。

 このようなチーム改革を見てきた原監督は意気込む。

「夏合宿を経てチームは4年生を中心に大きく成長しました。やっぱり4年生良かった。やっぱり青山学院を応援してよかった、とそんなふうに大手町でゴールシーンを皆様方にお届けしたいです。やっぱり大作戦、大成功を収めます」


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい