しっかり2パットで入れて、プレーオフでもう一回チャンスをつかんでやろうと思わなかった?って聞いたら、「何をやっても止まらないと思いました」って。「2打目で奥へいっちゃったが100年目」だったんですね。選手にそう思わせるグリーンなんで、そりゃ難しいですよ。
遼は最終日、赤のセーター着てましたね。しばらく着てなかったんじゃないかな? 闘牛じゃないですけど、それぐらいの気持ちで向かっていったんですか? ハハハハ。
12月8日付の世界ランキングで、遼は82位まで上がってきました。日本勢では21位の松山英樹(27)、32位の今平に続く3番手。本人は東京オリンピックの代表について「首の皮一枚」という言い方をしたようです。確かに、相当に大変ですよ。今平が落ちてくることは考えにくいから、6月までに国内ツアーは10試合ぐらいしかない中で、半分以上は勝っていかないと日本勢で2番手には上がれないでしょう。
高い目標を持つのは大事だし、せっかくの自国開催のオリンピックですから。僕も立場上軽々しいことは言えませんけど、そういう志がある人には頑張ってもらいたいですよね。
※週刊朝日 2019年12月27日号