LiLiCo「成田凌はどんどん楽しみに」周防監督の新作「カツベン!」の映画評 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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LiLiCo「成田凌はどんどん楽しみに」周防監督の新作「カツベン!」の映画評

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監督 周防正行/出演 成田凌ほか/13日から丸の内TOEIほか全国順次公開/127分 (c)2019「カツベン!」製作委員会

監督 周防正行/出演 成田凌ほか/13日から丸の内TOEIほか全国順次公開/127分 (c)2019「カツベン!」製作委員会

監督 周防正行/出演 成田凌ほか/13日から丸の内TOEIほか全国順次公開/127分 (c)2019「カツベン!」製作委員会

監督 周防正行/出演 成田凌ほか/13日から丸の内TOEIほか全国順次公開/127分 (c)2019「カツベン!」製作委員会

「シコふんじゃった。」「Shall we ダンス?」など日本映画の歴史にその名前を刻んできた監督の「舞妓はレディ」以来の新作「カツベン!」。出演はほかに、永瀬正敏、高良健吾、草刈民代、山本耕史、竹中直人、井上真央、竹野内豊など。

【「カツベン!」の場面写真はこちら】

 子供の頃、活動写真小屋で観た活動弁士にあこがれていた俊太郎(成田凌)だったが、今ではニセ弁士として泥棒一味の片棒を担いでいた。そんなインチキに嫌気がさし、泥棒一味から逃げ出した彼は、とある町の映画館<青木館>に流れ着く。そこは閑古鳥が鳴いていた。青木館で働くことになった俊太郎は、ついに本物の活動弁士になれると夢見るが、そこで待っていたのは、人使いの荒い館主夫婦と、酔っ払いやわがままな弁士たちなど曲者ばかり。そのうえ、泥棒一味から奪った謎の大金をめぐって俊太郎を追う凶悪泥棒とそれを追う熱血刑事にも目を付けられる羽目に。

 そんな中で再会した初恋相手の梅子(黒島結菜)との運命やいかに?

本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★ なかなかGOOD!
様々な個性が売りの活動弁士や伴奏の楽士たちがいて面白いけど、ドラマの芯になる見習い弁士・俊太郎の存在が弱いので印象が少し散漫。劇中で上映される過去の名作をよく見れば、あら、新たな撮りおろし! 凝ってる!!

■大場正明(映画評論家)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
活気溢れる日本独自の文化と無声映画を意識したドタバタ劇を、豪華俳優陣とこだわりの映像で魅せる。娯楽一辺倒ではなく、自身の役割に疑問を抱く弁士を通して、映画と活弁の関係について考えさせることも忘れていない。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★ なかなかGOOD!
知らなかったことばかりでここまでエンターテインメントにするのも難しいのに、入り込んでしまいました。若い方にも観てほしい! 成田凌はどんどん楽しみになりますね。ニワトリ★スターからカツベンまでこなす役者!

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
フィクションが人を感動させる「ウソが誠になる」映画の特性を生かした作劇の見事さと映画への愛が溢れた逸品。その誠が試されるのが見所であり今作の要点。サイレント映画へのオマージュを含めたドタバタ活劇も天晴れ!

(構成/長沢明[+code])

週刊朝日  2019年12月13日号


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