会社側への不信感が高まり、弁護士をつけて交渉することになったが、会社側から宮迫と田村亮の弁護士に書面で、「2人の引退会見か、2人との契約解除のどちらかを選んでください」という内容が突然送られてきたという。

 引退ではなく謝罪会見をしたかったので岡本社長と話をしたかったが、断られた。昨日の12時に引退会見を開くよう急に迫られ、「会社主導の引退会見をするぐらいならば、会社を辞めて自分たちで会見しよう」と判断したという。

 これに対し、吉本興業側は引退会見を強要したことはないとの立場で双方の言い分が食い違っている。

「引退でも謝罪でもどういうものでもいいから、自由にして構わないという前提で、会見を準備していました。会見させなかったわけではありません」(吉本興業関係者)

 双方の主張は対立するが、吉本興業は今回の会見について、20日午後6時時点で正式な発表はしていない。内容を精査し対応を検討中だとみられる。

「会見内容が事実と異なることをひとつひとつ説明できるが、会社としてすぐに対応するかどうかは未定です」(同)

 別の関係者は、会見前に2人が爆弾発言をするのではないかと次のように警戒していた。

「これは宮迫のクーデター。岡本社長の首を取る覚悟のようだ。宮迫はこれまでの経過について、発言の録音など証拠も用意しているようだ。全部、暴露したら、吉本が割れるかもしれない。芸能史に残るクーデターになる」

 2人と会社側のバトルは、果たしてどう決着がつくのか。

(本誌・太田サトル、多田敏男)
※週刊朝日オンライン限定記事