史上最多の金メダル30個は「遠くない目標だ」 東京五輪日本選手団の福井烈団長と尾県貢総監督が自信をのぞかせるワケ

小島清利週刊朝日

日本選手団の福井烈団長=撮影・加藤夏子(写真部) (20:18)週刊朝日

日本選手団の福井烈団長=撮影・加藤夏子(写真部) (20:18)週刊朝日
 2020年東京五輪の日本選手団団長に選任された日本オリンピック委員会(JOC)専務理事の福井烈氏と、総監督に選任されたJOC選手強化本部長の尾県貢(みつぎ)氏が11月26日、東京都内で記者会見した。福井氏は「自国開催の五輪は50年、100年に一度。チームジャパンとして、一体となって取り組む。最高の準備をしたい」と抱負を述べた。JOCは史上最多の金メダル数30個を目標に掲げているが、尾県氏は「厳しい目標だが、不可能な数字ではない」と意欲を示した。



 この人事は、JOCが20日に開いた理事会で決まった。福井氏は、プロテニス選手としてデビス杯などで日本代表として活躍。指導者としては、1992年バルセロナ五輪と00年シドニー五輪でテニスチームの監督を務めた。日本テニス協会で専務理事を務める一方、JOCでは選手強化などを担当し、6月の役員改選で専務理事に就任した。

 自国開催の五輪で、山下泰裕JOC会長を団長に推す声もあったという。福井氏は、

「私もそういう意識でいたが、(山下氏が)会長に就任した以上、日本選手団だけでなく、すべての選手団を迎える立場になっていただくべきだ。選手団の仕事と両立させることはとても難しいので、役割を分担するということであると理解している」

 と語った。山下会長からは団長就任にあたり、

「思い切って、前向きに」

 との言葉をかけられたという。

 福井氏は62歳。64年東京五輪の時は、小学校1年生だった。

「クラスメートと一緒に授業でテレビで五輪の競技を見た記憶があるが、何の競技だったかは覚えていない。その後、東京五輪の映像を何度も見ているが、小学校の教室で見たイメージとオーバーラップする。開会式のときの青空に浮かぶ五輪のマーク、ファンファーレ、音楽……。そういう景色が記憶に残っている」

 来年の東京五輪開幕まであと約240日。福井氏が大切にする言葉は「和の心」だ。「和」は日本を意味し、昭和や平和、調和の「和」でもあり、なごむという意味もある。

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