「夢でもいいから寄り添って」もう一度会いたい“亡き伴侶に綴る言葉” (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「夢でもいいから寄り添って」もう一度会いたい“亡き伴侶に綴る言葉”

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週刊朝日
ちゃー君 (読者提供)

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古澤夫妻 (読者提供)

古澤夫妻 (読者提供)

 週刊朝日では「亡き伴侶へ」をテーマに投稿を募集したところ、読者の方からたくさんのお手紙が届きました。先に旅立った夫や妻への感謝の言葉、楽しかった日々の思い出、そして話せなかった秘密、明らかになった事実──。5人の方のお便りを紹介します。

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■孫もどきに慕われて 大賀 清(88歳・島根県)

 4歳上の愛妻は、昨年8月6日の早朝、ひとりで天国へ旅立ちました。

 体が弱い妻は、20代のころから入退院を繰り返し、病院で新年を迎えたことが2度ありました。そんなことで、子どもにも恵まれませんでした。

 40~50代は、比較的元気でしたが、60歳を迎えるころ、過去に何度も輸血を繰り返していたせいで「非A非B肝炎」(後のC型肝炎)と診断され、再び入院治療が始まりました。

 数年前、主治医から「C型肝炎」に効く薬ができたから使ってみないかと声をかけられ、ふたつ返事で新薬の治療を半年ばかり続けました。2年前に、年1回の経過観察でOKとの診断があり、大喜びをしていたところでした──。

 最後は急性肺炎で亡くなりました。ともかく病弱で「とうに死んでいる」と何度も口にしていた妻が90歳を過ぎるまで生きてくれたことに感謝しています。

 70歳手前で、近所の女の子に懐かれ、「孫もどき」をしながら老後を生かしてもらいました。私がまだ自動車を運転していたころ、保育園、小中高と「アッシー」を務め、部活の応援に遠くまで足を運んだこともいい思い出です。

「じいちゃん」「ばあちゃん」と呼ばれ、この子のおかげで私たちは天寿を全うできます。

 この4月に大阪で看護師の卵になった孫もどきが、10月の3連休に帰省し、びっくりさせてくれました。昨夜は、おひとりさま暮らしの「じいちゃん」の夕食のお弁当を温めてくれたり、インスタントのみそ汁も入れてくれたり。涙もろい「じいちゃん」を泣かせてくれました。今朝は、「ばあちゃん」の遺影にサヨナラをして帰阪……。


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