デビュー20周年を迎えたアイドルグループ・嵐が11月3日、今後の活動に関する会見を行った。その模様は開設間もない公式YouTube チャンネルで配信され、最大70万人以上が動画を視聴した。
会見ではツイッター、フェイスブック、インスタグラム、TicTok、ウェィボー(中国のSNS)の5つのSNSを嵐が開設すると発表、ツイッターに「Twitterはじめました~みんなと今まで以上に身近に、より早くつながれるように!僕らについてきてね!!!!! #嵐 #ARASHI」と初投稿し、同じ内容の英文が併記されている。
11月8日正午現在、ツイッターのフォロワー数は180万人、インスタグラムは240万人を突破するなど、わずか数日間で破竹の勢いをみせている。
「時代の流れからすればSNSの解禁は当然の流れと言えますが、この数字はさすが嵐、といったところでしょうか」
と、あるジャニーズウォッチャーは言う。
芸能評論家の三杉武さんは、
「山Pがインスタグラム、キムタクがウェイボーをスタートさせ、それぞれ成功していましたので、『ついに嵐がきたか』といった印象が強いですね」
と語る。嵐は同時に楽曲のネット配信を本格的にスタート、チャートの上位100曲の中に48曲がランクインするという記録も打ち立てた。
嵐のSNSへの進出が意味するものとは何なのか。三杉さんは言う。
「来年末の活動休止まで残り1年と少しになりました。グループとしての露出はなくなるわけですが、休止後もSNSを通じて情報発信がされる可能性もありますから、ファンとしても安心できる部分もあるのではないでしょうか」
前出のジャニーズウォッチャーも、
「嵐が活動休止することで、ジャニーズは大きな柱を一つ失ってしまうことになります。ですが、SNSやネットによってロスを補うことができますし、活動休止後も配信などによる収益を見込むねらいもあると思います」
という。日本だけでなく世界的な市場を視野に入れていることにも注目する。