それだけにイングランドはその目的を果たした直後で、決勝に向けてのモチベーションの継続や再びピーキングを合わせる難しさがあったのかもしれない。

「南アフリカがよすぎたのは確かだが、なぜこういうパフォーマンスになったのか説明ができない。ただラグビーのトップレベルの試合では、ときに敗因がわからないこともある」

 戦略家のジョーンズHCもそう振り返ったが、互いの力関係だけでなく両者のぶつかり合い方によっては、試合がどう転ぶかわからないのもラグビーの魅力の一つなのだろう。(栗原正夫)

※週刊朝日オンライン限定記事