W杯後の”ラグビーロス”を埋める方法 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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W杯後の”ラグビーロス”を埋める方法

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緒方麦週刊朝日
「ウェブ・エリス・カップ」を掲げて喜ぶ南アフリカ(C)朝日新聞社 

「ウェブ・エリス・カップ」を掲げて喜ぶ南アフリカ(C)朝日新聞社 

スコットランド戦で勝ち越しトライを決めた稲垣啓太選手(C)朝日新聞社 

スコットランド戦で勝ち越しトライを決めた稲垣啓太選手(C)朝日新聞社 

 1カ月半にわたり激闘が繰り広げられてきたラグビー・ワールドカップ(W杯)。日本代表は史上初の8強入りを果たし、空前絶後の盛り上がりを見せた。

【写真】あれ?リーチ・マイケル?そっくりさん?
 
 今、日本ラグビー協会が力を入れるのは、トップリーグへの呼び込みだ。日本代表選手が所属チームに分かれてぶつかり合い、W杯に出場していた他国の代表選手も名を連ねる。“にわか”ファンを、“真の”ファンとして獲得すべく、盛んに観戦を呼びかけている。
 だが、開幕は来年1月12日。今月10日に全15節のうち第10節までのチケットの一般発売が始まるものの、2カ月ものブランクがラグビーロスをもたらしている。

 東京都内の女性会社員(26)は、上司に誘われて初戦のロシア戦をスポーツバーで観戦し、はまった。

「W杯では(第4戦の)スコットランド戦の稲垣啓太選手の勝ち越しトライと、終盤20分間の死守に大興奮しました。トップリーグはもうどの試合を見に行くか決めているけど、2カ月空くのでラグビーロスはめちゃめちゃありますね」

 協会に空白の2カ月間の予定を聞いても、年末に各チームの監督や主将が登壇する、例年同様のメディア向けカンファレンスがあるだけ。ラグビーロスのファンのために、今月開幕の国内ラグビーを紹介しよう。

 まず、15日に開幕するのが、2部リーグにあたるトップチャレンジリーグだ。8チームが参加。無料観戦できる試合もある。日本代表からはウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ)とトンプソン・ルーク(近鉄)が出場する。社会人ラグビーの「生観戦」の味を覚えるにはもってこいだ。

 24日からは全国大学選手権が始まる。流大(サントリー)や姫野和樹(トヨタ自動車)を擁した帝京大が一昨季まで9連覇したが、昨季は明大が22年ぶりに優勝した。準決勝、決勝は1月にあり、未来の日本代表が激突する場となる。

 年末年始には全国高校大会がある。1月7日の決勝に向け、都道府県予選を戦い抜いた51校が競う。松島幸太朗(サントリー)は神奈川・桐蔭学園3年の準決勝(大阪朝鮮戦)で100メートルの独走トライを挙げた。「冬の花園」で代表選手の母校に注目するのも一興。

 これらの試合を見れば、トップリーグ開幕はあっという間。「ロス」に恐れるにわかファンたちよ、ぜひとも観戦してほしい。(本誌・緒方麦)

※週刊朝日2019年11月15日号


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