北大教授が中国・北京で拘束 優秀な研究者に何が!?

浅井秀樹週刊朝日#中国
 中国・北京で9月、40代の邦人男性が現地法に違反したとして拘束された。菅義偉官房長官は10月21日の会見で、「領事面会や家族との連絡などできるだけの支援をしている」と話した。男性は北海道大学法学部教授の岩谷將(のぶ)さんとみられる。

 岩谷さんは、防衛省防衛研究所の戦史研究センター教官や外務省国際文化協力室の主任研究官などを歴任。中国現代史の著書も多く、日本が満州国(現・中国東北部)を建国し、日中戦争に突入したころの中国側の動きなど、歴史研究の専門家だ。なぜ拘束されたのか。

「中国では、あからさまにわかるように尾行されることがありました」

 こう話すのは元自衛官で軍事・情報戦略研究所所長の西村金一さん。自衛隊を辞め三菱総合研究所に在職中、外務省の委託で、日本軍が満州で使用した化学兵器かどうかを調べる遺棄化学兵器の現地調査をしたときのことを明かしてくれた。

 ホテルのレストランでメニューを見ていると、「何かおいしいものはありますか」と聞いて立ち去る人がいた。また、客のいない喫茶店では、3メートルほど前の席に座る人がいた。「つけられている」と感じたという。中国は一定日数以上の滞在にビザが必要で、経歴を記入していた。

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