「SMAPにはSMAPの世界観がありました。同じような雰囲気の曲だと、SMAP時代とどうしても比べられたりすることもあるので、むしろ新しい木村さんの一面を見せる方向に趣向をこらすのではないでしょうか」

 とはいえ、ファンの期待にはきっちりこたえるものになるはずと、前出のテレビ誌記者は言う。

「SMAP感は出さずとも、“みんなが求める木村拓哉像”というものは外してこないと思います。あまりとがったアーティスト感は出さないのではないでしょうか。ファンを意識した過剰なパフォーマンスは、やはり見てみたいですね」

 レコーディングはすでに進んでおり、木村本人が、

「久しぶりのレコーディングでは、最近使っていなかった歌筋もたくさん使いました」

 とコメント。さらに、アルバムを引っ提げてのライブにも意欲を見せているようで、

「今後はライブという『騒げる場所』も本気で考えていますので、楽しみに待っていてもらえたらうれしいです」

 という。

 2020年の幕開けを華々しく飾る作品になること間違いない。

(本誌・太田サトル)

※週刊朝日オンライン限定記事