「『第二の人生』なんてない」 鈴木おさむが引退力士へ送るエール (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「『第二の人生』なんてない」 鈴木おさむが引退力士へ送るエール

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ週刊朝日#鈴木おさむ
鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

大相撲横浜場所をPRした時の大喜鵬=2013年9月 (c)朝日新聞社

大相撲横浜場所をPRした時の大喜鵬=2013年9月 (c)朝日新聞社

 相撲だけでなく、野球もサッカーも。プロスポーツの世界では、学生時代に逸材と騒がれ、プロになる人の話はよく聞く。だが、いざプロになっても活躍できずに終わっていく人の話も聞く。学生時代にスター経験をした人はそれが体に沁みているだろうし、うまく行かなかった時の気持ちの焦りや傷はより深いものになるはずだ。プライドだってある。「プライドなんて捨ててがんばれ」と言う人はいるけど、プライド捨ててがんばることなんて人ってできないと思う。

 僕は「第二の人生」という言葉が嫌いだ。スポーツ選手が引退すると、「第二の人生」と言うが、人生に第二なんてないし、続いているものだ。人生は一本。大喜鵬のこれまでの相撲人生は第一の人生じゃない。これからの人生は第二の人生じゃない。

 30歳。学生時代にスターになり、だが、そのあと、落ちていく気持ちを知った30歳。プライドを捨てようとしてあがいたりせず、その経験値を武器にして、生きていってほしい。

 点と点をつなげて線にできるかどうかは自分次第。これまでのたくさんの点を一本の人生につなげてほしい。ファイト!

週刊朝日  2019年10月11日号


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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

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