「ホストクラブ愛本店」が移転前に繁盛  ナンバー1ホストが語る「お水の花道」

吉川明子週刊朝日
 ギラギラと煌めく虹色のライトに豪華なシャンデリア、黄金色に彩られた装飾品の数々――。ようこそ、新宿・歌舞伎町の「ホストクラブ愛本店」へ。

【「ホストクラブ愛本店」の店内の様子などフォトギャラリーでご紹介!】

 1971年創業で、歌舞伎町最大の広さを誇る。国内のホストクラブで唯一ダンスホールを持ち、生演奏のバンドが脇を固める。”ホストの帝王”と呼ばれ、テレビ出演でお茶の間にもインパクトを与えた故・愛田武元社長(現名誉会長)が生みの親だ。愛田元社長がホストクラブという形態の店を創り出し、その存在を世に知らしめたといっても過言ではない。

 昭和の雰囲気を色濃く残す店だが、入居するビルの取り壊しに伴い、来年6月に移転が決まっている。ただし、移転先の選定は難航中。フロア面積200平方メートル、客席数50席は歌舞伎町最大級で、それだけの広さを確保できる物件はそうそうないのが現状だ。

 来年6月以降も営業することには変わりはないものの、かつての常連や、「今のうちに見ておきたい」という新規客が訪れ、連日賑わいを見せる。近年、唯一無二とも言えるこの空間自体にも注目が集まっている。3年前にはアメリカのファッションブランド「マーク ジェイコブス」が貸し切りパーティーを開催。ミュージシャンのPV撮影や雑誌の撮影、イベントの場所貸しなどの依頼が国内外から舞い込んでいるという。

 また、同店では社交ダンスが楽しめる昼営業の「afternoon愛」を毎週土曜に開催している。これは、社交ダンスのレッスンを受けたホストのエスコートで、ダンスを踊ることができるというもの。13時~17時の営業で、3千円でソフトドリンク飲み放題、カラオケも楽しめるという手軽さが魅力だ。せっかくダンスホールもあることだし、「ホストクラブに行くのは勇気がいるけど、お店には行ってみたい」という人にも気軽に来てほしい、ということから始まったという。

 在籍しているホストは約50人で、かつて愛田元社長と肩を並べた50代から、入店したての20代までと幅広い。客も下は18歳から上は80歳代まで、親子3代の顧客もいるという。この懐の深さもまた、同店の魅力だ。

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