DeNA・筒香嘉智、広島・菊池涼介は残留も メジャーの評価は辛口 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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DeNA・筒香嘉智、広島・菊池涼介は残留も メジャーの評価は辛口

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牧忠則週刊朝日
DeNAの筒香嘉智(C)朝日新聞社

DeNAの筒香嘉智(C)朝日新聞社

広島の菊池涼介(右)(C)朝日新聞社

広島の菊池涼介(右)(C)朝日新聞社

 侍ジャパンでも主力を務めるDeNAの筒香嘉智、広島の菊池涼介は、将来的にメジャー挑戦の意向を表明している。だが、7月下旬にDeNA―広島戦(横浜)を視察していたメジャーリーグ球団のスカウトは、こう漏らした。

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「DeNAの筒香選手、広島の菊池選手は素晴らしいプレーヤーです。ただ、投手と違って日本人野手が米国でなかなか結果を出していない現実を見なければいけません。両選手とも思い描いている契約を勝ち取れない可能性があります。金銭面は今より落ちるかもしれない。それでも挑戦する覚悟があるかどうかですね」

 昨オフ、筒香は契約更改後の記者会見で、
「小さいころから夢だったメジャーリーグでプレーしたい思いがあると、(球団に)伝えさせてもらった」
 
 と明言。菊池も、

「来年(国内)フリーエージェント(FA)ということで皆さん気になると思いますが、ポスティングの方をお願いしますと(球団に)伝えました」

 と語っていた。

 筒香は今季、9月23日現在で打率2割7分2厘、29本塁打、79打点。死球の影響で22日に「右手小指打撲」で3年ぶりに登録抹消された。

 前出のスカウトは筒香の高い能力を認めながらも課題を指摘した。

「変化球に強いけど、速い球への対応がもっと良くなれば3割、40本塁打は軽くクリアできると思う。外野の守備力、肩を考えると打撃をさらに磨いた方がいい」

 菊池についても打撃を課題に挙げた。今季は23日現在で打率・2割6分1厘、13本塁打、14盗塁。

「守備は十分メジャーで通用するレベル。ただ、打撃の精度をもう少し上げてほしい。過去にメジャーに挑戦した西岡剛(BCリーグ・栃木)、中島宏之(巨人)も日本ではすごい成績を残したけど、米国では苦しんだ。菊池は守備から崩れることはないと思うけど、打撃はもうワンランク上げていかなければいけない」と分析する。

 田中将大(ヤンキース)、ダルビッシュ有(カブス)、前田健太(ドジャース)ら日本人投手はメジャーの第一線で結果を残しているが、日本人野手でバリバリ活躍している選手は現在いない。メジャーの移籍市場で評価が低いのが現実だ。外国人投手特有の手元で動く球への対応、ストライクゾーンの違い、長距離移動、言葉が通じない異国での生活などグラウンド内外で適応能力が求められる。

 筒香は推定年俸4億円、菊池は同2億4千万円。メジャーに挑戦すれば、条件面で今より下がる可能性もある。日本でプレーし続ければ、今後も主力選手として活躍し続けられるだろう。リスクを冒して夢舞台の大リーグに挑戦するか。筒香、菊池の今オフの決断が注目される。(牧忠則)

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