メディアは“災害”慣れ? 鈴木おさむの実家が被災し感じたこと (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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メディアは“災害”慣れ? 鈴木おさむの実家が被災し感じたこと

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

鈴木おさむ週刊朝日#台風・水害#鈴木おさむ
鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

千葉県東金市では断水が続き、猛暑の中、テントの下に給水を待つ人たちの列ができた=9月10日 (c)朝日新聞社

千葉県東金市では断水が続き、猛暑の中、テントの下に給水を待つ人たちの列ができた=9月10日 (c)朝日新聞社

 テレビのニュース、情報番組などでは、伝えているところもある。だけど、すぐに別のニュースに変わってしまう。そのニュースの届け方は、自分がTwitterで感じた気持ちになるまでには至らない。仕事のスタッフに、南房総が大変なことになってることを伝えると「え? そうだったの?」という人もかなり多い。自分の実家が被災地になって初めて、情報番組やニュースに対しての今まで感じなかったいらだちを感じる。「そんなニュースより、伝えなきゃいけないことあるだろ」と。こんな僕の気持ちの数千倍、数万倍、震災の時に感じた人もいるのでしょうね。

 これをここで言うのはまあまあ勇気のいることなのですが、ここ2年ほど僕が感じること。20年前だったら、災害が起きた時にテレビなどが取り上げる時間は、もっと長かった気がするんです。だけど、平成の時代に、大きな災害が何度もあり、言い方悪いですけど、作るほうも慣れてしまったのか、「それほどまで時間割くことではないだろう」とか「もう、大丈夫だろう」とか。

 自分の実家が被災して、強く思うこと。テレビやメディアの人は、災害に慣れてはいけない。それを伝えるのが大きな役目なんだ。

自分にも言い聞かせる。

週刊朝日  2019年9月27日号


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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。バブル期入社の50代の部長の悲哀を描く16コマ漫画「ティラノ部長」の原作を担当し、毎週金曜に自身のインスタグラムで公開中

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