メディアは“災害”慣れ? 鈴木おさむの実家が被災し感じたこと (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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メディアは“災害”慣れ? 鈴木おさむの実家が被災し感じたこと

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ週刊朝日#台風・水害#鈴木おさむ
鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

千葉県東金市では断水が続き、猛暑の中、テントの下に給水を待つ人たちの列ができた=9月10日 (c)朝日新聞社

千葉県東金市では断水が続き、猛暑の中、テントの下に給水を待つ人たちの列ができた=9月10日 (c)朝日新聞社

 放送作家・鈴木おさむ氏の『週刊朝日』連載、『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は「実家の被災」について。

*  *  *
 台風15号により、僕の実家もある千葉県南房総市が大きな被害を受けました。大きな台風が来ると言われてても、正直、「自分の住んでるところは大丈夫だろう」と油断して、どこか他人事な部分があったりしてました。人って、結局、他人事が自分事になったときに、本当にその痛みがわかるもんですよね。

 台風が過ぎた朝、南房総に住む母からLINEが。「台風の被害で大変なことになってしまいました。どうしていいかわかりません。屋根の瓦が吹き飛んでしまい、二階の部屋がアメリカンがざーざー漏ってしまいました」

 アメリカン? 直後、2通目のLINEで「アメリカンではなく、雨です」と訂正が。その瞬間、思わず笑ってしまいましたが、そのくらい焦っていたということです。すぐに母に電話したら、74年生きている母が「こんなの経験したことない」と泣きそうな声。激しい波が家を襲っているようだったと。屋根が飛んで2階の部屋は水浸しになってしまっている。うちの実家はまだいいほうで、近所の家などはもっとひどい状態だと。停電して、電気は通じてない。朝の時点で電話は通じていたし、母も元気そうではあったので、少し安心しました。だけど、そのあと、コンビニから食料がすぐになくなったり、店も開いてなかったりで、食料の確保も難しく、その夜からなぜだか電話も通じなくなる状態で。

 僕が、Twitterで自分のドラマのことなどを書いていたら、お叱りの言葉が。「そんなこと書いてる場合じゃないですよ。南房総の状況がかなりひどいのに、テレビなどではあまり報道されてないんですよ。被害状況を拡散してください」と。南房総の状況を伝えるTwitterを検索すると、想像以上に深刻な被害。そこは「被災地」でした。


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