さらに、「ネットを熟知したアマゾンの意図的な『バズらせ戦略』」という見方も示す。

「女性の間で、このCMの好感度は低いでしょう。しかし、好き嫌いのレベルであってハラスメントではない。今までに存在しない新サービスは共感できるCMだけで認知度は上がりません。SNSや口コミでざわつかせバスらせて認知度向上を図る戦略であれば、『キモイ!』と発した時点でアマゾンの術にハマったのかも」

 認知度を上げたところで、女性に刺さる“逆CM”を打ち出してくる可能性もある。

「人はギャップが大きければ大きいほど鮮烈な印象を持つもの。『意外に便利。要は使い方ね』とすんなり受け入れる場合もある。最初は苦いと感じたビールがいつしか好きになっていた感じ。スマホもIoT(モノのインターネット)の新サービスも同じですね」

 アレクサ、「キモイ」から「欲しいっ」への大転換、あると思う?(本誌・太田サトル)

※週刊朝日オンライン限定記事