「その代わり1千万円ギャラください。ちょっとごめんなさい。あなたの営業は辞めてください。フリーランスの方が入ることは許可しているが、今日の記者会見の主旨と違う(会場からは帰れの声)。ぼくに1千万円だせないんだったら帰ってください」

――シバターも動いてますよ。ギャラ1千万円で出でくれるんですね。

「ぼくはギャラ、1千万円待っています」

――二瓶親子は、これ言っていいのかわからないけど、どっかのスパイと考えられないでしょうか。

「取材に行ってよ、二瓶さんに。どっか二瓶文徳に取材行っている社ありますか。こんな(シーンとした)状態。これからみんな行かれるんでしょう。ぜひ、取材してください」

――この前のマツコデラックスみたいに突撃?

「あんなふうになります」

――警察側にリークがあったと思いますか。追及しますか。

「もうすでに追及していますよ。(警視庁の)管理官に。(警察側は)いえ、私どもはしていませんと言っていた。問題だと思うので追及しているのがこの場です。5時から会見をするそうだがと、警察からは止められている。ですから、この場は追及する場です。終わりたい人は出て行ってもらっていいです。今日は頭にきている。これは徹底的にやらなきゃいけないと思っている。うちの党に、税金だけもらってぬくぬくと生きていこうとしているのが10人もいたんですよ。そういう人に対しては徹底的に戦いたいと思っている」

 会見終了後、立花氏は「これが脅迫というのならやってやるよ。二瓶文徳をぶっ壊す」と、拳を突き上げるポーズを何度か決めた。(本誌・上田耕司、亀井洋志、多田敏男)

※週刊朝日オンライン限定記事

《立花氏の主なプロフィール》
 NHKから国民を守る会を率いる立花孝志党首は元NHK職員。不正経理を巡って処分され2005年に依願退職した後に、政治活動に入った。13年に政治団体「NHKから国民を守る党」を設立し代表に就任。15年には千葉県船橋市議選に当選した。その後は東京都知事選や堺市長選に挑戦するなどして、今年7月参院選に比例区から立候補し当選。「NHKをぶっ壊す」というフレーズを繰り返し、自ら出演する動画を定期的にネットにアップ。参院選ではネットを通じて支持を広げた。
 当選後はマツコ・デラックスさんに抗議するとしてテレビ局に押しかけたり、集団訴訟を呼びかけたりするなど、過激な活動でアピールしてきた。今回も被害を訴えた区議側に直接会いに行くことを会見で呼びかけるなど、警察の捜査を受けるという問題を、過激なパファーマンスで乗り切ろうとしているようだ。