――立花さんも公人で二瓶さんも公人。公人同士なのにどうして。

「恐喝とか強要とか、そんなに重い罪とは思っていない。せいぜい2年以下。金品を強要するのが脅しと思うがこの程度のことに対して、先方が黙っていることが不満。問題があるんだったら言い返せばいいのに警察に行くというのは公人としてどうかと言っている。この件は、ぼくが参院選で当選する前の発言。警察のほうがマスコミに情報をリークしていなければ、起訴猶予くらいですむ案件なのに、マスコミにリークしている。立花おかしいぞと国民の方が思うのなら、ぼくは辞めようと思っている」

――法の解釈と立花さんの解釈が違っている?

「いわゆる今回は所属していた党を(二瓶氏が)ばっくれているんですよ。わざわざ司直の手にゆだねるような案件なんですか」

――党におさめるべきお金を収めなかった?

「はい、彼(文隆氏)は党の仕事をせず、お金で解決しようとしていた。コールセンターのシフトに入らず、金を払って代理にやらせていた。コールセンターの仕事をすることなく、父親は領収書を前に、一生懸命、税理士の仕事をしていた。お父さんの方は政党の監査をする資格をお持ちなんですよ。それに対して現場に行ってやらなきゃいけないのをいかずに、通常15万円かかることを10万円でやる。そういうことをやっている。とにかく、裏側にまわってやりたいと、(文隆氏からの)ツイッターのダイレクトメールによれば、『私は政治資金監査人としては希有な人材と自負しています』と。N国党を辞めたからといって、当選して2カ月後に辞めたからといって、ちょっと怪しい人だなと思っていたところ、お父さんが、最初からN国党にいたくなかったと、のうのうとフェイスブックに書いている。これは国民をばかにしていると思って動画の作成に至った」

――国民からの指摘とは。

「たとえば豊田真由子さん(元衆院議員)。多くの人がいいかげんにしろということであればぼくは政治家を続けるべきではないと思う。しがみつくつもりはない。(自民党の)上野宏史議員。体調が悪いと言っている。多くの人が立花辞めろというふうになったら、60%でも相当考える。80%になったら……辞めようとは思う」

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月島署での聴取内容