その進次郎氏は、地元・神奈川県横須賀市の「活動報告会」で育休宣言し、賛否両論が巻き起こった。地元後援会幹部はこう話す。

「進次郎は『僕も周りの人たちに聞いています。小泉進次郎の育休とは何がいい形なんだろうかと……』と言ってましたが、『小泉進次郎の育休』という表現は、第三者の視点で自分を演出しているんだなと思いました。こういう発言をするようになったのは、結婚した滝川クリステルさんの影響ではないでしょうか。彼女はテレビの中で自分をどう演出するかを考えてきた人ですから」

 議員の育休にはまだまだ反対意見が多い。

「滝川さんの出産は来年1月下旬と言われており、42歳と高齢出産なので、進次郎も相当気を使っています。通常国会が始まるのも1月下旬。国会中に『育休』ということになると、またもや賛否両論が出るんでしょうね」(後援会幹部)

 もう一人の話題の人事は初入閣を狙う三原じゅん子参議院議員。

「三原が当選2回で出世コースに乗っているのは、安倍首相のお気に入りだから。党の政見放送で安倍首相と対談したこともあるし、今年6月、野党が首相の問責決議案を出した際には、野党に対して『恥を知りなさい』と激しく、安倍首相を守ったからね」(政治ジャーナリスト)

 大幅な刷新となる改造内閣。身体検査は念入りにしてほしい。(本誌・上田耕司、田中将介)

週刊朝日  2019年9月20日号

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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