加藤綾子(左)、有働由美子 (c)朝日新聞社
加藤綾子(左)、有働由美子 (c)朝日新聞社
女性キャスター採点表 (週刊朝日2019年9月6日号より)
女性キャスター採点表 (週刊朝日2019年9月6日号より)

 報道番組の顔ともいえる女性キャスター。世間をにぎわした「転職」組から局アナまで、好感度や安定感などそれぞれの「武器」を持っている。そこで本誌が勝手に選んだ7人を、漫画家でTVウォッチャーのカトリーヌあやこさんと、TV番組に詳しいコラムニストの今井舞さんに採点してもらった。

【女性キャスター採点表はこちら】

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 昨年まで「報道ステーション」(テレビ朝日)を担当していた小川彩佳アナ(34)が、6月から「news23」(TBS)に! この仁義なき転職で、キャスターへの注目が高まっている。

 今や、女性がキャスターを務める報道番組は目白押し。そこかしこで女の戦いが展開されている。そこで僭越(せんえつ)ながら、知名度抜群の「神7」を採点する次第。

 まず最初は、小川アナ。本誌で「てれてれテレビ」連載中のカトリーヌあやこさんは、

「顔面の圧が強い。スタジオセットがムーディーで薄暗く、ホテルのラウンジバーみたいなせい? 強い目力、低い声、時々眉間に入るシワ。決定的に癒やしの要素が欠けてます。その圧を利用して立憲民主党あたりの政治家に転身してみては?」

 10点満点で5点に止まったうえ、わずか3カ月で「転職勧告」まで出てしまった。

 テレビ番組に詳しいコラムニストの今井舞さんはもっと厳しく、3点!

「彼女は秘書的能力に秀でているので、補佐する役割ならとても良かったのに……。『メインキャスター』という器にはまだ見えない。局アナからいきなり櫻井よしこばりの席を用意され、プレッシャーでペシャンコになっちゃってます」

 今井さんは、小川アナが個性を生かせずに苦しんでいることで、「news zero」(日本テレビ)の有働由美子アナ(50)の株が上がったと語る。

「肩の力が抜けているのがいいですね。堅いニュースではまじめに訴え、ひまネタでは自分のカラーを打ち出して進行。自身を自在に操っています。7点」

 一方、カトリーヌさんは6点をつけつつも、有働アナの魅力は昼の番組でこそ発揮されると感じている。

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