最近の若い選手に珍しい「渋野日向子」の長所とは? 丸山茂樹が指摘 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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最近の若い選手に珍しい「渋野日向子」の長所とは? 丸山茂樹が指摘

連載「マルちゃんのぎりぎりフェアウエー」

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丸山茂樹週刊朝日#丸山茂樹
丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表ヘッドコーチを務める

丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表ヘッドコーチを務める

この笑顔がいいんです! (c)朝日新聞社

この笑顔がいいんです! (c)朝日新聞社

 ゴルフで日本勢として42年ぶりに海外メジャーを制覇した渋野日向子(しぶのひなこ)選手(20)。丸山茂樹氏も彼女を絶賛する。

【とびっきりの笑顔の渋野日向子選手の写真はこちら】

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 ちょっと前の話になっちゃいますけど、やっぱり渋野日向子ちゃんのことですよね。

 女子の今シーズン海外メジャー最終戦「AIG全英女子オープン」(8月1~4日、イギリス・ミルトンキーンズのウォバーンGC)で優勝。日本勢の海外メジャー制覇は1977年の樋口久子さん以来、男女を通じて42年ぶり2人目っていうんですから、すごいのひとことです。

 最終日のプレーを見てて、決断力が素晴らしいと思いました。自分の中にあるマネジメントに対して、迷いなく打ててるなということですね。まだ20歳で、まったく怖いものなしの状態ですから。それに本人が挑戦者の気持ちを持ってるので、余計にそういうところがピュアな感じで出せてるのかな。石川遼の若いころもそうでしたけどね。

 それにしても、勝ちきったのがすごい。最終日の18番で優勝を決めた5メートルのバーディーパットが典型ですけど、まったく守りに入ってない。これが入らなきゃ3パットでも関係ない、って考え方が僕は素晴らしいなと思いますね。

 ゴルフってのはつらいことだったり、ミスしたことがたまりにたまって、なかなかそれをデリートできない難しさがあるんですよね。だからパソコンで言うならサーバーがものすごくきれいなときに、彼女のようにいろんなものを手に入れられるのは、もうほんとに天性のもの。そういう星の下に生まれたんだろうなという気がしますね。それは(松山)英樹も遼もそうだと思うんです。宮里藍ちゃんもそうでしょう。

 また、明るいのがいいですよね。あれだけニコニコしてプレーができるってのは、最近の若い選手には少ないですし、我々男子ツアーにもああいうキャラクターの選手が出てきてほしいですよ。強くてスマイルができて、喜怒哀楽、まあ真剣な表情、悔しがってる表情、うれしい表情、人に対しての明るい表情。喜怒哀楽をしっかり出してやれるのは男子女子を通じて、いまの若い人には少ない。その中で素直な飾り気のない彼女の表情は非常にいいなと感じましたね。


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